【はじめに・こんな疑問/お悩みありませんか?】
- ANYCOLOR・エニーカラーってどんな会社?
- なぜこんなに株価が伸びているの?
- なぜこんなに好業績なの?
- 上場後も成長できるの?
- 同社の今後の将来性は?
グロース市場で最も注目の銘柄、ANYCOLOR社のビジネスモデル、決算解説をしていきます。
先に言うと、同社は6月16日時点で、グロース市場での時価総額が1位になりました。
これは、ビジョナル、freeeなどの強敵を抑えての結果であり、すごいことです。
このブログでは、上記の疑問を一気に解決いたします。ぜひ最後までお読みください。
【このブログの筆者ご紹介】
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【目次】
ANYCOLOR・エニーカラーの会社概要
ANYCOLOR・エニーカラーの企業情報
本社所在地 | 東京都港区赤坂9丁目7−2 ミッドタウン・イースト11F |
業種分類 | 情報・通信 |
設立年月日 | 2017年5月 |
決算 | 4月末日 |
従業員数(連結) | 206人 |
ANYCOLOR・エニーカラーの事業内容
まず同社が何をしているかですが、「VTuberを通じて新しいメディア/コンテンツ体験を提供」する企業です。
VTuberとは「Virtual Youtuber」の略で、キャラクターがタレントのようになり、Youtubeの媒体を使ってパフォーマンスをします。
VTuberは、以下の活動を通じて顧客と接点を持ち、売上をあげる仕組みとなっています。
- ライブストリーミング
- ライブイベント
- コマース
- プロモーション/協賛
また、同社はVTuberを次々と生み出せるよう、以下の手厚いサポートもしています。
そうしたことから、VTuber業界での圧倒的な地位を築くことができています。
ANYCOLOR・エニーカラーの売上推移
以下は、売上高の四半期推移です。
主力は「ライブストリーミング」と「コマース」であり、この2つで全体の約6割の売上を占めています。
特に、「コマース」の伸びは著しく、VTuberのコンテンツが非常に活況といえます。
合わせて注目は、水色の「NIJISANJI EN」です。
これは、英語圏(北米)での事業展開ですが、この1年間で急速に伸びています。
設立5年で、日本だけでなく外国でも事業展開できているのは、本当にすごいことです。
ANYCOLOR・エニーカラーの上場/IPO
同社は2022年5年に、東証グロース市場に上場しました。
設立は代表の田角 陸氏が、早稲田大学在学中に起業した2017年ですので、約5年間でのスピード上場となりました。
上場前から、株式市場の期待は非常に大きいものがありました。
実際に上場初日には値がつかず、翌日ようやく値がついた結果、このように公開時を大きく上回る価格となりました。
- 公開時時価総額: 458億円
- 初値時時価総額: 1,442億円
しかも、その後も株価は上がり続けました。
後ほど紹介する決算発表の翌日には、好決算が好感され、なんと時価総額がグロース市場の中で1位となりました。
(2022/6/16終値時点)
ANYCOLOR・エニーカラーの株価関連情報/株価チャート
まずは、株価関連情報です。
割高・割安を計る指標になる「PER」は、69.50倍となっています。
そこまで高くないですね。
時価総額 | 264,542百万円 |
発行済株式数 | 29,993,435株 |
配当利回り(会社予想) | 0.00% |
1株配当(会社予想) | 0.99 |
PER(会社予想) | (単)69.50倍 |
PBR(実績) | (単)41.82倍 |
EPS(会社予想) | (単)126.91 |
BPS(実績) | (単)210.90 |
最低購入代金 | 882,000 |
単元株数 | 100株 |
年初来高値 | 9,200 |
年初来安値 | 4,800 |
次に株価です。
上場間もないため、チャート期間は短いですが、文字通り右肩上がりです。
ANYCOLOR・エニーカラーの採用
同社は206名の社員数がおります。
その中で、同社のエンジニア数は公表されておりません。
ですが、というIT企業であることから、全従業員の半分近くはエンジニアが占めるのでは、と想定されます。
実際に、同社の採用サイトを見ると、このように様々なエンジニア職種を募集しています。
https://www.anycolor.co.jp/recruit
このサイトから直接の応募もできますが、より合格確率をあげるには、以下のエージェントに相談した上で、応募することがオススメです。
無料なので、是非お気軽に利用してみてください。
・パーソルキャリア
ANYCOLOR・エニーカラーの競合
(出典:データで見るVTuber(バーチャルYouTuber)市場・業界動向レポート)
Vtuber事業をやっている会社自体は色々ありますが、正直脅威となるような競合らしい競合はいません。
この点からも、唯一上場しているVtuber専業企業として、優位性があります。
最新の決算内容
2022年6月14日、通期決算を発表しました。
- 売上高:+85%増の141億円
- 売上総利益:+104%増の60億円
- 営業利益:+189%増の42億円
(いずれも対前年)
とにかく伸び率がすごい・・・。
あわせて、今期の業績予想もすごいです。
- 売上高+34~48%増
- 営業利益+31~55%増
創業わずか5年で、売上高が約200億の会社、すごい。。。
ANYCOLOR・エニーカラーの株価は割高?
上場以降、株価が上昇しているANYCOLOR。
あまり上がりすぎると、割高なんじゃないか、と言う不安も出てきますよね?
そこで、割高・割安感を「PER」で測ってみたいと思います。
以下の表は、グロース市場におけるPER高い順ランキングです(Yahooファイナンス)。
1位はエクサウィザーズで、なんとPER43,000倍と、超高倍率となっています。
以下、高いPERの企業がずらっと並んでおりますが、57位にまで行くとようやくANYCOLORが現れました。
見ると、倍率も57.68倍と、IT企業にしてはあまり高い感じがしません。
そこで、上場企業で明確な競合はいませんが、Youtuber事務所大手のUUUMと比べてみましょう。
- UUUM:55.19倍
- ANYCOLOR:57.68倍
YouTuberよりもVtuberのほうが、より今どき感がありますが、PERはあまり変わらないですね。
こうしたところからも、ANYCOLORが割高すぎるとはあまり言えないとは言えません。
課題と投資リスク
結論から言うと、UUUMの二の舞にならないか、だけが心配です。
YouTube事務所のUUUMは、これまで多数のYouTuberを輩出しました。
が、YouTube投稿や運営自体の容易さ、フィーの高さから、UUUMに所属するメリットが薄れ、脱退が相次ぎました。
その結果、UUUMの業績は低迷し、株価もイマイチです。
ANYCOLORの場合はどうでしょうか。
私が思うに、Vtuberのキャラクター自体は各自が作れるものの、
音楽アーティストがそうであるように、ライブをする、グッズを売る、ファン対応をする、といった業務はVtuber自身が担うのは困難です。
ゆえに、なんらかのプラットフォームが必要となり、それがANYCOLORの「にじさんじ」というプラットフォームなのだと考えます。
【最後に】
今回のANYCOLOR特集、いかがでしたでしょうか?
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是非合わせてご覧ください。
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