はじめに
「初心者の株式投資は危険だ」と思っていませんか。損を恐れ、投資についての知識を頭に詰め込むばかりでは、いつまで経ってもスタートできません。
はじめての株式投資は少額を設定し、あらかじめ投資額を決めておけば安心です。
本記事では、株式投資のはじめ方を紹介します。証券口座の開設から株の売却までをわかりやすく解説。初心者におすすめの株選びについても触れています。
「楽しく株式投資をはじめたい」と考えている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
もくじ
- はじめての株式投資にはネット証券口座がおすすめ!
- 株式投資のはじめ方|利益を得るための5ステップ
- はじめての株式投資で注意したいポイント3つ
- はじめての株式投資は実践が大事!好きな企業の株を購入しよう
はじめての株式投資にはネット証券口座がおすすめ!
株式投資には昔ながらの対面証券、スマホなどを使ってネットで取引可能なネット証券があります。
はじめて株式投資をするなら、スマホで手軽に証券口座を開設できるネット証券がおすすめ。予算が少なくても投資でき、銀行と比較して手数料が安価です。
スマホで投資できる
ネット証券はスマホで手軽に口座開設できます。書類の郵送など、時間や手間がかかりません。入金や取引に関しても、使い慣れたスマホでシンプルな操作が可能です。
また日本の株式市場の取引時間は9~11時30分、1時間休憩をはさみ、12時30分~15時までです。あなたがサラリーマンでこの時間帯に出勤しているなら、落ち着いて株式取引をするのは難しいでしょう。
スマホであれば、あなたの手が空いた時間に少しずつ手続きができます。
予算が少なくても投資できる
本来株式投資は、100株単位での購入が基本ルールです。
しかしネット証券には、1株から購入できる証券会社があります。はじめて株式投資に挑戦する方の強い味方です。
たとえば、連絡ツールでおなじみのLINEが提供しているLINE証券。
LINE証券であれば、1株数百円から開始できます。LINEポイント、LINE Payも利用可能。日頃から使用しているLINEアプリだけで、口座開設から投資までおこなえるのは便利ですね。
安価な手数料
通常、株を購入する際は手数料がかかります。少額投資は、手数料が割高になりやすい点がデメリットです。
「塵も積もれば山となる」ということわざがありますが、複数の株を少額で購入する場合は、手数料がかさみます。
しかしネット証券は銀行よりも手数料が安いため、必要以上にお金をかけず株の購入が可能です。
ネット証券によって手数料は異なります。たとえば、LINE証券や楽天証券などのネット証券で5万円分の株を購入した場合、手数料は55円。
一方みずほ銀行であれば、最低手数料は1,045円です。
株式投資のはじめ方|利益を得るための5ステップ
株式投資は、以下の6ステップではじめられます。
- 株式投資の資金を用意する
- 証券口座をつくる
- 証券口座に入金する
- 株を選んで購入する
- 売却or保有継続の判断
投資の初心者は、この流れをひと通りやってみましょう。
1.株式投資の資金を用意する
まずは株式投資の資金を用意することからはじめます。
予算は人それぞれですが、万が一損をしても勉強代として割り切れる金額を設定しましょう。
株価は、1株100円単位のものから数万円までさまざま。
前述のとおり、株式は100株ずつ購入するルールがあり、基本的には取引に数万~数百万円かかります。しかしネット証券であれば、1株から購入可能。
運用資金が少ないなら、数百円からはじめることもできます。
もし可能であれば、価格変動を見る力をつけるために、最初の投資資金の目安は5万円前後がおすすめです。
2.証券口座をつくる
証券会社を選び、株取引をおこなうための証券口座を開設しましょう。証券口座はネットだけで手軽に口座をつくれる、ネットバンキングがおすすめです。
証券口座を開設する流れは、以下を参考にしてください。
- 口座開設の申込み
- 本人確認書類を提出
- 書類を確認後ログインする
証券会社によって異なりますが、証券口座の申込みから開設にかかる時間は当日~1週間ほどです。
くわしく解説します。
①口座開設の申込み
ネット証券の口座開設で、本人確認に必要な書類は以下のとおりです。
- 運転免許証
- 健康保険証
- マイナンバー
上記の書類は、写真をWeb上にアップロードすることで提出できます。書類の写真を撮影しておくと、申し込みがスムーズです。
住所などの情報入力も必要ですが、Web上で済ませれば郵送手続きよりも時間短縮できます。
②本人確認書類を提出
ネット証券の口座開設で、本人確認に必要な書類は以下のとおりです。
- 運転免許証
- 健康保険証
- マイナンバー
上記の書類は、写真をWeb上にアップロードすることで提出できます。書類の写真を撮影しておくと、申し込みがスムーズです。
住所などの情報入力も必要ですが、Web上で済ませれば郵送手続きよりも時間短縮できます。
③書類を確認後ログインする
所定の審査を終えると、申し込んだ証券会社から口座開設のお知らせなどの書類や株取引に必要な情報が届きます。
あなたのもとに届く情報には、以下のものが挙げられます。
- 口座番号
- ログインパスワード
- 取引パスワード
証券会社から送られてきた情報をもとに、ログインして入金手続きに移りましょう。
3.証券口座に入金する
証券口座が開設できたら、さっそく口座に入金しましょう。
提携金融機関のサービスによっては、タイムラグが発生するケースがあります。これは指定口座に入金したことを証券会社が確認したあと、金額を口座に反映するためです。
ネットバンキングを利用すると、入金が即時反映されるため便利です。
4.購入する株を選んで購入
株式投資の株選びには、正解がありません。上場企業は3,000社以上あるため、どの株を選べばよいか迷ってしまいますね。
はじめての株選びに迷ったら、最初は自分が好きな企業からはじめてみてはいかがでしょう?
たとえば、あなたの趣味がゲームなら、スクウェア・エニックス・ホールディングスなどのゲーム会社。
好きな食べ物が寿司なら、寿司チェーン店のスシローを運営するFOOD&LIFE COMPANIESなどがあります。
趣味や興味があるものに投資すれば、よくわからない企業に投資するよりも興味が湧きますね。「自分が投資したお金が事業を支えている」という実感もともないます。
はじめての株式投資は、利益よりも好きな企業を応援するために投資してみるとよいでしょう。
5.売却or保有継続の判断
株価の流れを確認し、株を売却するか、そのまま保有するかどうかを判断します。
最初は株を売却するタイミングと株価を決めておきましょう。
株を購入したときに「株価が〇〇円になっていたら売却」「決めた金額よりも、株価が下がっていたら保有継続」など、あらかじめ決断する日と金額を決めておくことで、だらだらと悩まずに済むため効率的です。
スマホのカレンダー機能を使用し、株の売却を検討する日が通知されるように設定するとわかりやすいでしょう。
はじめての株式投資は、利益よりも株取引の流れを経験し、理解することを優先すると今後の資産運用に役立ちます。
はじめての株式投資で注意したいポイント3つ
はじめての株式投資で注意したいポイントは、リスクが大きい商品を選ばないことです。
株価の変動を確認しながら、損をする前に購入した株を手放すことも視野に入れましょう。
また、あらかじめ決めた資金だけを使い、他の預金などに手をつけないことも大切です。
最初から高すぎるリスクを背負わない
株式投資の方法は、期間以外にも以下の2つがあります。
- 集中投資:投資先を1つにまとめる
- 分散投資:投資先を複数もつ
はじめての株式投資なら、分散投資がおすすめです。
集中投資は大きな利益を期待できますが、同時に相応のリスクも背負うことになります。
予算すべてを1つの銘柄に投じるのではなく、異なる銘柄を購入する分散投資をおこなうことで、リスクを分散させる方法も、株式投資のテクニックです。
損切りすることも考える
損切とは、価格が下がった株を売却し、それ以上の損失を出さないことです。今後価格の上昇が見込めない株を手放すことで、損失を最小限に抑えられます。
株は常に変動し続けるものです。利益を生むこともあれば、損失が出ることもあります。
購入した株の価格が下がり、回復の見込みがない状態になったなら、損切りを検討しましょう。
資金のマイナスをできる限り少なくするために、金額が大きくならないうちに株を売ることも株式投資に必要な決断です。
あらかじめ決めた資金だけを株式投資にまわす
株式投資のために使うお金と生活費を分けましょう。
生活費や今後何かに使う予定のお金を株式投資にすると、株価が下がり損失が生じたときに、慌てて正常な判断ができなくなる可能性があります。
本当の意味でリスクを回避するためには、心に余裕をもつことが大切です。
はじめての株式投資は実践が大事!好きな企業の株を購入しよう
はじめての株式投資は、自己投資でもあります。株取引の流れを経験することで、知らないものではなくなります。
株式投資について難しく考えるよりも、まずは証券口座を開設して実際に株取引を経験してみましょう。
最初は「どの銘柄を選べば利益が上がるだろうか」と考えるよりも、好きな企業に投資して応援することからはじめてみませんか。
株式投資を楽しむことは継続につながり、利益が生まれる仕組みの理解が深まります。
さっそくあなたの興味がある分野の企業の株を購入して、楽しみながら資産運用をはじめましょう。