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【米国株 超入門】おすすめグロース株ご紹介(週刊東洋経済要約)

こんなお悩みありませんか?

  1. SNSなとで米国株のことをよく見かけるけど、よく知らない/何?と思っている
  2. 米国株に興味があるけど、何から始めればよいかわからない
  3. 米国株のデメリットを知りたい

こんなお悩みに対しての解決策を、このブログではご紹介していきます。

合わせて、米国株の話が出るときには、あまりデメリットが紹介されることが少ないです。

今回の東洋経済でもデメリットの記事はほぼありませんが、個人的に思う「米国株のデメリット」を後半で"たくさん"解説していきます。  

 

 

もくじ

 

はじめに

今回は経済誌の要約になります!

週刊東洋経済 2021年9月11日号「まだ間に合う米国株超入門」の内容になります。

ご存じの方も多いですが、米国株,アメリカ株が非常にブームになってます。

私もS&P500や個別株の積立投資を毎月少々していますが、実際にリターンは出やすい印象があります。

 


今回、米国株投資のメリットを後程たくさんとりあげますが、

合わせて強調したいのは、「米国株投資をする」ことによる波及効果です。

具体的には「米国株投資をする」=アメリカ経済を知るということにつながります。

また、「アメリカ経済を知る」=日本株の投資にも非常に役立ちます。

 

私は常々、特定の個別銘柄を見るときでも、市場全体の動きも合わせて捉える必要があると考えています。

その中でも、最重要視すべきものとしてあげたいのがアメリカ市場の動きです

アメリカ市場の動きや影響力は大きく、世界中にその動きが波及するため、アメリカ経済の動向を日々抑えておくことが非常に重要です。  

 

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米国株ブームの背景

ネット証券の隆盛

日本国内で米国株を購入する場合は非常にも手間がかかっていました。

証券会社に電話をしたり、1日がかりで買うというような動きがあリました。 そこからネット証券が出始めてから、米国株をこぞって取り扱い出しました。

さらに最近インパクトがかなり大きかった出来事は、「ネット証券による取引手数料の値下げ」が相次ぎました。

例えば、経済メディアZUUの2020年8月30日の記事でも、下記のような特集がありました。

マネックス証券、楽天証券、SBI証券、DMM.com証券が一気に下げ、この動きがかなりブームの後押しをしていると思います。

 

 

 

米国株投資のメリット

それでは、さっそく米国株投資のメリットを、ご紹介します!

① 1株から買えるため軍資金が少なくて済む

日本株は単元株が100株単位になっているので、それなりのお金(安い株でも数万円、高い株だと数百万)を用意する必要があります。

例えば、ソフトバンクグループ(9984)。

1株当たりの株価は7,179円*ですが、単元株である100株を購入するには717,900円が必要です。

 

一方で、米国株は1株から買えます。

例えば、アップル(AAPL)の株価が148.97ドル*なので、約1万5,000円で買えます。

そのため、手持資金が少なくても取り組みやすいです。

(* このブログ作成時点の直近の終値)

 

但し、厳密には日本株も単元未満株(いわゆる端株)という買い方ができます。

大体の証券会社で単元未満株も扱っていますので、是非こちらも利用してみてください。

(ただし、株主優待や配当は対象外の場合が多いです)

 

② 圧倒的なパフォーマンスのよさ

下の指数のチャートは日経平均株価ダウ平均株価S&P500の過去の株価パフォーマンス比較です。

青色の横ばい=日経平均株価で、黄色のダウ平均、水色のS&P500は明らかにパフォーマンスが上がっています。

1980年ごろ~現在の比較では、日経平均はわずか26%しか上昇していないです。

一方、ダウ平均やS&P500は3,865%と3,566%上昇しており、圧倒的な数字の違いがあります。

 

 

続いて、個別株です。

下のチャートはGAFAM、いわゆるGoogle、アップル、facebook、amazon、マイクロソフトの5銘柄です。

2021年の年初~現在のパフォーマンスでは、この短期間でアルファベット、グーグルは63%ものリターンを出しています。

facebook、microsoftも非常には好調です。アップル、アマゾンもプラスで推移しています。

 

 

5年を推移だと、どの銘柄も100%以上のリターンが出ています。

 

 

③ インターネットの普及により、なじみのある米国企業が増えた

学生含めた若い方でも、インターネットの普及によって、なじみのあるアメリカの企業が増えたと思います。

具体的には、アップル、エアビー、アマゾン、アメックス、バンクオブアメリカ、シティグループ、セールスフォースドットコム、ディズニーなど、

特にBtoCのサービスをしている銘柄は、日本人でもなじみのある企業となっていると思います。

なじみがある分、その企業への興味がわき、投資をしやすい環境はできていると思います。

 

使えるネット証券の選び方

ここでは、利用しやすいネット証券として、SBI楽天マネックスサクソバンクの4社を見ていきます。

売買手数料は過去よりもかなり値下げしてきて、サクソバンク以外はだいたい似たようなラインです。

サクソバンク以外はおおむね、約定金額の0.495%で上限の22ドルと1回当たりの取引で決まっています。

為替手数料はだいたい25銭で、サクソバンクはもう少し高めです。

 

注文受付時間はサクソバンク以外制限ありますが、一部なのでそこまで影響が少ないと思います。

サクソバンク以外は、特定口座での取引NISA口座での取引はできるので、税金面でお得になります。

 

株価は経済指標で動く

下のグラフはISM製造業指数株価との連動性が高いということで、非常に似通った動きをしています。

ISM製造業指数とは、月初に発表される非常に注目度の高い指数で、受注や雇用の前月比から算出されるものです。

下図の通り、他にも株式市場的に注目される指標があります。

毎月発表される指標が多いので、その動きを受けてその日の株価が変動することは、アメリカ市場では頻繁に起きています。

日本もこうした指数の発表は勿論あります。

しかし、アメリカ経済の動きの方が影響力が大きく、アメリカに引っ張られ日本株が動いているのが、最近の傾向です。  

 

米国会社四季報の活用術

東洋経済会社四季報を作っている会社です。

従来の日本株だけではなく、アメリカ株の普及に伴い、2014年から米国会社版の四季報を発表してます。

見方は日本の四季報とほぼ一緒なので、なじみのある方にはとっつきやすいです。

(実は、こちらの情報は「株探米国版」と「Google finance」の2つのサイトで、概ねまかなうことできますが・・・)

 

ただ、日本の四季報と大きく異なる点が1つあります。

日本の四季報は、SBIや楽天の証券口座を開設していれば見れます。

ですが、米国版の四季報はそうした証券口座から見ることができません。手元でパッと見たいという時に、この四季報の本を持っておくことはありだと思います。

 

次のGAFA株の見つけ方

この四季報を使って次のGAFA株の見つけ方に関して、具体的な期待の銘柄を2つご紹介します。

 

期待銘柄① ~アクセンチュア

アクセンチュアは日本にも展開している、世界的なITコンサルティング企業です。

株価チャートを見ると月足で右肩上がりになっています。日本でいうとベイカレントコンサルティングと同じような上昇イメージです。

実際にコンサルティング分野でもガチの競合です。

ここ数年は、特にDX分野で業績を伸ばしているため、 週足チャートで直近の数年間みると、更に急上昇しています。

   

期待銘柄② ~ユナイテッドヘルスグループ

ユナイテッドヘルスグループは、米国内外で管理医療システムを保有、運用し、雇用主に対して従業員の福利厚生プログラムなどを提供しています。

医療保険ではアメリカ最大手企業と捉えています。

直近の成長率はそこまで大きいわけではないですが、過去の決算は増収増益を繰り返しています。

3カ月決算を見ると利益が少し前年度月比で減少しています。 株価チャートを月足で見ると綺麗に上がっています。

 

  より詳細や他の銘柄を知りたい方は、ぜひ東洋経済雑誌の方をご覧いただければと思います。  

 

【個人的意見】米国株をする際のデメリット

このように、米国株は成長著しいですが、あえて私からはデメリットをしっかりとお伝えしていきたいと思います。

大きく4つあると考えます。

 

1.上場企業の会計基準/開示ルール/タイミングが、日本と異なる

まず大前提として、日本の会計基準とアメリカの会計基準がそもそも異なります。

あわせて、「いつまでにその決算を開示しなければいけないか」「開示するときの書類はどういったものがあるのか」など、私も知りません。

日本であれば「四半期決算に45日以内に度決算短信を出す」「年度終了後3ヶ月以内に有価証券報告書を出さなければいけない」といったルールがありますが、アメリカに関してこうしたルールを知る方は少数かと思います。

 

【対応策】

これはルールをしっかり学ぶしかないと思います(笑)

 

2.値幅制限がない

値幅制限は、日本株で言うと「ストップ高」「ストップ安」のことです。

これが、アメリカにはないんです

これは結構怖いことです。

例えば、「とある新興企業の株が一気に上がったので購入したら、その翌日はいきなりものすごい下落をして半値ぐらいになってしまった」

ということが頻繁に起こり得ます。

特に会社員の方が業務中にチャートを頻繁にみることはできないため、この点は要注意です。

 

【対応策】

  • 米国株の証券口座で逆指値といわれる「何円以上下がったら自動的に売るということを設定をする」という風にすれば余計な損失は防げると思います。
  • 上場間もない銘柄はハイリスクになりやすいため、避ける。

 

3.企業規模が巨大すぎて、分析が大変 ⇒ノリで株を買う恐れあり

規模が大きい企業は、事業セグメントが必ず複数あります 。

例えば、Amazonだとセグメント別の売上高構成比が下のグラフのようになります。

 

オンライン、サードパーティー、サブスクリプション、AWSはインターネット関連ではあるものの、ビジネスモデル、そのリスク、収益構造は異なります。

セグメント別に分析をすることは労力を要するため、個人投資家の方がそれを実践するのは、結構大変です。

そのためか、「チャートを見て、右肩上がりで上がってるから、とりあえず買おう」を見たいなノリで買ってる人が大半というのが現状です。

それはそれでアリだと思いますが、日本株で稼いでいる人はその銘柄をちゃんと分析して、今後上がるだろう、という理由をもって買っています

こうしたことから、どうしても分析を怠ってノリで買ってしまいやすい、というのが米国株の懸念です。

 

【対応策】

「分析の対象銘柄を絞る」につきます。

 対象銘柄を広げ過ぎるとそれだけ分析は大変になるため、例えばITコンサルティング銘柄だけ、特定分野のEC銘柄だけ、といった形で絞るのが良いです。

 

4.英語

有価証券報告書、決算情報の資料はすべて英語なので、内容把握が大変です。

 

【対応策】

これは勉強するしかないです。

ただ、上記1から3を学ぶ上で英語も自然に身につく部分もあると思います。  

 

まとめ

メリット

  • 1株から買える
  • リターンが大きい
  • 配当年4回が基本

1株あたりから買えるので少ない軍資金で買えます。

ちなみに、配当については、年4回配当を基本にしている企業が多いです。

連続増配年数ランキングがあり、ドーバーという企業がなんと65年連続で配当額を上げています。

あとP&Gが64年、スリーエムが63年、ジョンソンエンドジョンソンコカコーラも58年連続です。

ということなので、成熟系の企業は配当はかなり手厚くだしています

デメリット

  • 値幅制限がない
  • 株主優待がない
  • 税金

株主優待は基本ないです。これは株主平等の原則を重視しているためです。

日本でもこの議論は近年ありますが、株主優待は機関投資家には配れず、個人だけへの支給となって不平等になってしまうことからです。

 

また、税金は日本株を買うときは源泉分離課税されます。

さらに、米国株は米国でまずその10%源泉分離課税された後に、日本でも20%の源泉分離課税されることで、税金がダブルでかかってきます。

ここは特定の口座を上手く使って税金対策をするのが大事だと思います。

 

YouTube動画のご紹介

というわけで、今回のブログ内容をまとめたYoutubeもございます。

是非、合わせてご覧ください!

 

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