こんなお悩みありませんか?
- 株価がどのくらい下落したら買い時なのか?
- 株価が下落した際に買うメリットやデメリットは?
- 株価が下落したときに買うべき銘柄は?
これらのお悩みに対して、解決策をご提示していきます!
目次
- こんなお悩みありませんか?
- はじめに
- 株価の下落が起こる原因
- 株価が下落したときに株式を買うメリットとデメリット
- 株価が底値まで下落し上昇に転じたら買い時
- 株価が下落したときに買うべき銘柄
はじめに
「株価が下落したら買うべきなのか判断に迷う」「買うとしたらどのくらい下落したら買えばいいの?」このような悩みがある方はいませんか?
結論からお伝えすると、時間の経過による株価の変動を見ないと、正しい買い時だったか判断できないので、買い時は誰にもわかりません。
しかし、株価が底値まで下落し、上昇に転じたことを確認してから買うことで、リスクを最小限に抑えられます。
株価が下落した局面で株式を買うと、タイミングによっては大きな損失につながる場合もあるので、本記事を参考にできるだけリスクを回避するような投資をしましょう。
さらに、株価が下落した際に買うべき銘柄の特徴もお伝えするので、是非参考にしてください。
株価の下落が起こる原因
株価の下落が起こる原因はさまざまあります。例を挙げると以下の通りです。
・企業の業績悪化
・景気の悪化
・為替レートの変動
・自然災害や戦争
・米国株式市場の下落
株価の下落がどのような原因で起こるのかを知らない方は、是非参考にしてください。
企業の業績悪化
企業の業績悪化といっても様々なものがあります。
赤字に転落するといった分かりやすいものから、成長性がこれまでよりも鈍化した/しそうといった、しっかり観察しないと分からないものでも、株価には大きく影響します。
そうなると、その企業の株式を買う人が減るだけでなく、所有している株を売る人も出てくるので、株価に影響が出ます。
企業の業績を把握する際は、会社四季報・証券会社のレポート・企業のHPなどから情報収集しましょう。
景気の悪化
株価は景気と密接に関係しています。
好景気になれば企業の業績が良くなり株価も上がりますが、不景気になると企業の業績が悪くなり株価も下がります。
不景気になると消費が減るので、物が売れなくなりますよね。すると企業の売り上げも減少し、業績が悪くなり株価が下落するということです。
為替レートの変動
特に、輸出入を行う企業の株価は、為替レートの変動による影響を受けます。円高か円安化によって、影響を受ける企業が異なり、以下の通りです。
・円高:輸入企業の株価は上がり、輸出企業の株価が下がる
・円安:輸出企業の株価は上がり、輸入企業の株価が下がる
急激な為替変動は、為替市場だけでなく経済全体に影響を与える可能性もあります。
為替の影響を大きく受ける業界の代表例は、自動車メーカーです。
例えばトヨタ自動車の場合、想定している為替レートに対して「1円円安」になると、対ドルでは400億円、対ユーロでは70億円もの営業利益押し上げ効果があるとされています。
逆に、これが1円でも「円高」になってしまうと、営業利益にマイナス影響があると怖いですね。。。
自動車メーカー以外にも、多くの製造業は海外売上比率が高いため、為替には注意が必要です。
自然災害や戦争
地震などの自然災害や戦争などの国際情勢などが、企業の業績に影響を及ぼし、株価が下落することもあります。
新型コロナウイルスや東日本大震災など、皆さんもイメージしやすいと思います。
米国株式市場の下落
世界の株式市場の中心にいるのは、間違いなく米国市場です。
構図としては主に下記の流れです。
「米国に関連する政治/経済等のイベントが発生→米国株式市場に影響→世界中の株式市場に影響」
ゆえに、日本のとある1銘柄だけをウォッチしている場合でも、米国市場の動向が、日本の日経平均株価やマザーズ指数に影響を与え、結果にその1銘柄にも影響を及ぼすことは頻繁に発生します。
株価が下落したときに株式を買うメリットとデメリット
ここでは、株価が下落した時に株式を買うメリットとデメリットをお伝えします。
メリットだけでなくデメリットも把握し、できるだけリスクを避けるようにしましょう。
メリット
当たり前ですが、株価が下落したときに株式を買い、後に株価が上昇したときに売れば利益をあげられます。「安く買って高く売る」は、投資の基本です。
もちろん、どの銘柄でもいいわけではなく、会社の業績などを考慮した慎重な選定が必要です。
デメリット
ナンピン買いが最たる例ですが、将来の株価が上昇する銘柄だと考えて購入しても、そのまま下落し続けたり、株価が上昇せず、大きな損失につながる場合もあります。
株価が下落したときに株式を買う場合は、なんとなく買うのではなく、チャートの分析や業績の確認などを行い、根拠を持って購入するべきです。
【関連記事】
ナンピン買いのメリット・デメリットとは?
https://subsbiz.com/nanpin-merit-demerit/
株価が底値まで下落し上昇に転じたら買い時
先ほど、株価が下落したときに株式を買うメリット・デメリットでお伝えした通り、下落途中の株式を買うと、損をしてしまう場合があります。
なので、下落したときに株式を買うのであれば、株価が底値まで下落したときに買えればいいですが、プロでも底値を狙うのは難しいです。
そこでおすすめなのが「株価が底値まで下落し、上昇に転じたことを確認できてから買う」という方法です。
つまり、必ずしも最安値で株式を買う必要はありません。
株価が上昇したことを確認してから買うので、底値で買うよりも利益は少なくなりますが、さらに下落した場合のリスクを回避できます。
底値を見極める方法の例を挙げると、以下の通りです。
・信用取引残高が減った
・増えていた出来高が落ち着いた
・株価が横ばいになってしばらく時間が経過した
出来高とは、一定期間で取引が成立した件数のことを指します。
底値は明確に把握できませんが、上記の方法で底値を推定することはできます。
断定ではなく、あくまでも推定のための分析方法と考えましょう。
株価が下落したときに買うべき銘柄
株価が下落した際は、相場に影響されて優良な銘柄や同じ業種の株価も下落する場合があるので、優良株を安く買うチャンスです。
株価が下落したときに買うべき銘柄を具体的にお伝えすると、以下の通りです。
・業績が伸びている銘柄
・社会から必要とされる銘柄
・他社と差別化できている銘柄
3つに共通することは、下落しても上昇する力のある銘柄です。1つずつ解説します。
業績が伸びている銘柄
業績が伸びている企業は、株価が多少下落してもまた上昇できる力があります。
先ほど、業績の悪化は下落の原因になるとお伝えしました。なので、業績が悪化していない企業の株価が下落している場合は、相場や関連する業種に影響されて下落している可能性が考えられます。
まずは、最近の業績と今後の業績の予想を把握し、業績が伸びている銘柄を選んでみましょう。
社会から必要とされる銘柄
株価が下落した際は、社会に必要な銘柄を買うべきです。
電気・ガス・水道などのインフラ事業に関わる銘柄は、株価が下落しても一時的な場合が多く、戻りも早い傾向にあります。
株価が下落した際は、自分たちの生活に必要な企業はどれか考え、銘柄を選んでみましょう。
他社と差別化できている銘柄
他社と差別ができている・他社にはない強みがある企業の銘柄を買うのもおすすめです。
同業種の企業の中でも、他社と差別化できていたり他社にはない強みがある企業は、株価が下落しても、また上昇する力があります。
例えば、東京ディスニーランドなどを運営する「オリエンタルランド」の株価の例です。
2019年秋ごろにコロナショックを受けていますが、2020年冬ごろには、コロナショック以前の株価よりも高い株価まで回復しています。
株価が下落した際は、同業他社と比較して、何か強みがあるような企業の株式を買いましょう。