【はじめに】
まずは、フェローテックの株価チャートをご覧ください。
【短期(2022年~)】
【長期(直近5年間)】
株価ですが、こんな状況です。
- 短期(2022年):年初に大きく下落。その後乱高下を繰り返す。
- 長期(5年間):コロナ禍で大きく上昇
フェローテックの業績は絶好調にもかかわらず、直近は株価がなかなか上がらない状況です。
これは結論から言うと、下記1点が要因です。
- SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の低迷
そうした点を踏まえて、以下の疑問をこのブログでは一気に解決いたします。ぜひ最後までお読みください。
- 同社はなぜ、株価が下落しているのでしょうか?
- そして今後の将来性はどうなのでしょうか?
ちなみに、2022年11月22日時点で、フェローテックの株を買うには、33万円もの多額の資金が必要となります。
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【このブログの筆者ご紹介】
【目次】
- フェローテックについて
- フェローテックの株価が2022年になかなか上がらない理由
- SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の下落
- 米国の金融緩和政策の終焉
- 世界の半導体市場成長率が下方修正
- SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の下落
- フェローテックの将来性は?
- EV化・自動運転の波
- 今後の技術トレンド
- 事業リスク
- 格付けレーティング・目標株価
フェローテックについて
フェローテックの企業情報
フェローテックは、1980年9月に設立されました。
連結での従業員は、9,348名もいます。
本社所在地 | 東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル |
業種分類 | 電気機器 |
設立年月日 | 1980年 |
上場年月日 | 1996年 |
決算 | 3月末日 |
従業員数(連結) | 連結9,348人 |
下記のように、業績をこれまで順調に伸ばしてきました。
フェローテックの事業内容
フェローテックは、半導体業界に属しています。
半導体ウエハや半導体設備向け部品を製造しております。
真空シールという分野では世界シェア6割、サーモモジュールという分野では36%ものシェアを誇っています。
真空シールとは、このようなものです。
サーモモジュールはこちらです。
それらの製品が、下記のように様々な日常生活品に溶け込んでいます。
現在では、以下3つのセグメントを保有しています。
- 半導体等装置関連事業
- 電子デバイス事業
- その他
株価関連情報/株価チャート(2022年11月22日時点)
まずは、株価関連情報です。
(出典:株探)
まず、時価総額は1,563億円もあります。
PERは6.5倍と、半導体業界の中でもかなり低めな水準にあります。
また、配当利回りは3.00%と、比較的高い水準にあります。
出来高については、概ね日々の出来高が400万株前後、となっています。
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フェローテックの平均年収
フェローテックの平均年収は、会社四季報によると「881万円」との記載があります。
さすが、半導体系の企業は、給与水準が高いですね。
フェローテックの採用状況
同社は連結で、9,348名もの社員数がいます。
中途採用もグループ会社含め、積極的に行っているようです。
https://www.ferrotec.co.jp/recruit/recruit_interview.php
ちなみに、採用サイトから直接の応募もできますが、より合格確率をあげるには、以下のエージェントに相談した上で、応募することがオススメです。
無料なので、是非お気軽に利用してみてください。
・パーソルキャリア
(どちらも画像クリックすると、ページが開きます)
フェローテックの株価が2021年以降に下落している理由
結論から言うと、「SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の下落」が理由です。
詳しく見ていきましょう。
SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の下落
まずは、SOX指数のチャートをご覧ください。
SOX指数は、フィラデルフィア半導体株指数とも呼ばれ、半導体の製造や流通、販売などを手掛ける30銘柄で構成されています。
これが2022年に入ってから、大きく下落基調にあります。
この要因は2点あります。
1.米国の金融緩和政策の終焉
これは、2021年終盤に「アメリカの金利利上げ観測に伴い、株式の魅力が相対的に減少、および景気悪化懸念」が巻き起こったからです。
つまり、個別銘柄固有の問題ではなく、世界的なマクロ経済影響によるものです。
金利上昇により、消費者の財布のひもや、企業の雇用環境が悪化することが見込まれ、そうした懸念が連鎖して、2022年大きく下落したわけです。
これにより、特にグロース銘柄と言われるIT企業/ハイテク銘柄を中心に、大規模な株価下落が世界的に起こりました。
2.世界の半導体市場成長率が下方修正
先日、2022、2023年の世界半導体市場の成長率を見直し、下方修正が行われました。
これは、コロナ特需が終了したことにより、最先端の製品が供給過多となり、下方修正されたものです。
(ただし、自動車向けのアナログ品は上方修正)
これにより、SOX指数もつられて下落をしたという流れです。
但し、SOX指数については、10月に発表された米国のCPI(消費者物価指数)の上昇頭打ちにより、ここ最近は上昇基調に転じてきています。
それにより、フェローテックをはじめ、各半導体銘柄の株価も上昇基調です。
フェローテックの将来性は?
個人的には、同社の将来性は「今後非常に高い」と考えます。
理由をいくつか以下で解説します。
1.EV化・自動運転の波
まず、すでにその波が近づいているのが、EV(電気自動車)です。
実は、EV車は通常のガソリン車に比べて、半導体の量が3倍必要になると言われています。
ゆえに、半導体各社は徐々に塑像さんに追われており、フェローテックも下記のように自動車分野に注力しています。
2.今後の技術トレンド
EV以外にも、以下の様々な技術トレンドが今後本格化します。
その時に、必ず半導体が必要になるため、フェローテックが活躍できる分野は今後も多分にあります。
フェローテックのリスク
同社の有価証券報告書では、主に下記リスクを上げています。
- エレクトロニクス産業の製品需給動向及び設備投資動向について
- 自動車産業における新車販売台数の影響について
- 原材料の市況状況について
- 中国における事業展開について
フェローテックの格付けレーティング・目標株価
続いて、2022年6月以降の格付け状況です。
担当している証券会社は、三菱UFJMSと東海東京の2社のみです。
三菱は一貫して買い継続をしていますが、東海東京は直近中立に格下げしています。
半導体業界は、動きが激しい業界なので、評価もばらつきますね。
【最後に】
今回のフェローテック特集、いかがでしたでしょうか?
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