こんなお悩みありませんか?
昨今、株式投資が注目されています。特に2020年はコロナ禍で大きく株価を上げた銘柄も多数ありました。
銀行に預けるより利益が見込める、ネットですぐに始められることから多くの方が投資を始めている一方で、下記の理由で躊躇されている方もいらっしゃると聞いています。
- 株式投資には初期段階で高額の投資資金が必要
- 最初から大きく投資するのはリスクがある
このようなお悩みを抱える方におすすめするのが「端株」です。
ここでは初心者に端株とは何か?どのような方に向いているか、について解説いたします。
投資を躊躇されている方は是非この記事を参考にしてみてください。
端株とは?
まず端株とはどのようなものでしょうか?
端株は1株未満の株のことを指します。通常株は1株単位で発行されるのですが、時折、1株未満の株が市場に出回っていることがあります。この株のことを「端株」と呼んでいます。
通常であればありえないことではないか?と思われるかもしれませんが、株式投資の世界ではこのような株取引が存在します。それは何故なのでしょうか?
市場に端株が出る理由
端株が市場で取引きされている理由、それは大きく2つの理由があります。
1つは企業側の都合、そしてもう1つの理由は株の購入方法によるものです。
理由1:株式分割、企業合併等によるもの
1つ目の理由は株式分割や企業合併によるものです。
株式分割とは1株を複数株に分割するケースです。これは1株当たりの価格を下げることで、株の流動性を高めるなどの理由から行うものですが、この株式分割の割合により「端株」が発生するケースがあるのです。
例えば、1株を1.2株に分割した場合、株主によっては1株以下の株を所有するケースが発生します。
また企業合併の際も端株が発生するケースがあります。企業合併の際、「株式交換」という手法を使うことがあります。
株式交換とは吸収される会社の株を存続する会社の株にある一定の割合で交換し、企業合併をはかるものです。
この割合は株の市場価値などで割合を決めますが、等価交換となることはありません。
例えば吸収される側の会社の株式1に対し、存続会社側の株を0.85といった形で交換される株は1株未満となるケースがほとんどであり、この結果「端株」が生まれることになるのです。
理由2:フラクショナル投資
2つ目はフラクショナル投資です。
フラクショナル投資とは、株を何株という形で購入するのではなく、投資費用をいくらと定めその金額で購入できる範囲の株を購入する投資方法です。
これは1株当たりの金額が高すぎて購入できない銘柄などに少ない金額で投資できるといったメリットがあります。
しかしながら、フラクショナル投資で株価が高額な企業株を購入する場合、1株未満、すなわち「端株」となることがあります。IT企業などでは1株数十万~数百万といった高額の株式があり、これらをフラクショナル投資で購入する場合、端株を所有することになるわけです。
「ミニ株」「単元未満株」とはどう違うの?
株式投資用語の中には端株とよく似た言葉で「ミニ株」、「単元未満株」といった単語があり、よく混同されるケースがあります。「ミニ株」と「単元未満株」は共に1株以上~100株未満までの株のことを表します。
通常、株式を取り扱う金融商品取引所では、100株単位で取引しており、この100株のことを「1単元」といいます。つまり単元未満株とは1単元に満たない株のことを表す言葉で、別名「ミニ株」とよんでいるのです。
それに対し、端株はこの単元未満株にも満たない株(1株未満)を指すわけですね。
端株は投資初心者におすすめ
それでは端株はどのような方に向いているのでしょうか?実は端株は投資初心者に向いています。その理由についてご説明いたします。ポイントは少ない資金で小さく始められる手軽さです。
何故端株は投資初心者におすすめなのか?詳しく説明しましょう。
そもそも端株は購入できるのか?
初心者におすすめと解説しましたが、そもそも端株は購入できるのでしょうか?
はい、端株は証券会社等で購入可能です。
前述で述べた通りフラクショナル投資や端株やミニ株などを取り扱うメニューを使い購入することは可能です。主にネット証券などが多いのですが、大手の野村證券でも「まめ株」といった単元未満株や端株専門のメニューを取り扱っています。
端株のメリット
多くの証券会社で専用メニューがあるほどの端株ですが、運用するメリットはどのようなものでしょうか?そのポイントは小さく始められる点です。
少ない資金で開始できる
端株を運用するメリットは、なんといっても小口から開始できる点でしょう。通常は1単元=100株以上での購入が必要となります。
仮に1株5,000円の株を購入するにしても初期投資で50万円以上必要となる計算になりますが、初心者の方はさすがに躊躇してしまうでしょう。
これに対し端株は1株以下ですので、単純計算すると5,000円以下の初期費用で運用を開始できるのです。
これであればお小遣いの一部で開始できる金額ですのでハードルも下がりますよね。証券会社によっては最低投資額100円からという会社もありますので、初心者の方にも始めやすいといえるでしょう。
株運用を実体験できる
上記の「低コスト」も大きなメリットですが、それよりも大きなメリットは「株運用を体験できる」点でしょう。
株式運用はそれなりの知識と経験が必要となります。
しかしながら、通常の株式取引だと初期投資額が大きすぎて簡単にははじめられません。
それに対し、端株は小さな金額ではありながらも株式運用を実体験できるのです。
経験値を積みたい方には大きなメリットといえるのではないでしょうか?
端株購入時の注意点
メリットの多い端株による株式運用ですが、注意すべき点があります。
まず、すべての証券会社が端株の取り扱いをしているわけではありません。また取り扱いしている証券会社でも最小購入の株数や単価が異なります。この点はあらかじめ証券会社に確認するようにしましょう。
また、企業によっては通常であれば受けられる株主優待などの制度を受けられないケースもあります。株主優待を期待されている場合は株銘柄を購入する前に証券会社に確認するようにしましょう。
あなた端株で投資を始めてみてはいかがでしょうか?
いかがでしたでしょうか?端株とは1株に満たない株式のことを指します。
そしてこの株取引は小さく始められるだけでなく少ないコストで株式運用を実体験できるため、これから株を開始する初心者の方におすすめできる内容です。
初期投資費用などで躊躇されている方、端株をつかって株式運用をはじめてみませんか?