投資分析手法

株価が下落した時が買い時は嘘?投資信託の正しい買い時や銘柄の選び方まで解説

皆さんはこんなお悩みありませんか?

・株価が下落したときは投資信託の買い時なのか知りたい
・投資信託を上手に運用するコツが知りたい
・投資信託を選ぶ際はなにに気を付ければいいのか知りたい

これらのお悩みに対する解決策を、本記事でご紹介していきます!

 

目次

・はじめに
・株価が下落したときは投資信託の買い時なのか?
・投資信託の買い時はいつなのか
・投資信託を上手に運用するコツ
・投資信託を選ぶ際のポイント

はじめに

「株価が下落したときは投資信託の買い時」このような噂を耳にしたことはありませんか?
結論からお伝えすると、投資信託の正しい買い時は誰にもわかりません。

もちろん、株価が下落して底値で買えたら理想ですが、投資のプロでも底値を推測するのは難しいと言われています。

底値と思って買っても、さらに下落し大きな損失になることもあるので、買い時を決めることはおすすめしません。

そこで本記事では、投資信託の買い時はいつなのか・投資信託の上手な運用方法・投資信託の選び方まで解説します。

買い時がわからなくて始められない、始めた後どのように運用するべきか知りたいなどの悩みがある方は、是非参考にしてください。

 

株価が下落したときは投資信託の買い時なのか?

株は「安く買って高く売る」が基本なので、投資信託は安いとき、できれば底値で買うことが正解と考えられます。

しかし、実際に株価の底値を狙って買うのはかなり難しいので、おすすめできません。プロがあらゆる手を使って分析し、株価の底値を推測しても失敗します。

さらに、底値で買ったかどうかは、下落相場が終わってからでないと確認できません。底値を予測することが難しい例として、リーマンショック時のNYダウを例に挙げて説明します。

リーマンブラザーズが破産したあと、NYダウは1日で4.42%下落、1ヶ月後には2割以上も下落しました。その後、横ばいになり底値のような動きを見せましたが、実際の底値は5ヶ月後でした。

このように、底値であると予測できる値動きを見せても、さらに下落する可能性があるので、底値を予測するのはかなり難しいです。

 

投資信託の買い時はいつなのか

先ほど、底値を把握するのはプロでも難しいため、底値を狙って買うのはおすすめできないとお伝えしましたが、ではいつ買うのがベストなタイミングなのでしょうか。

結論は、投資信託を始めたいと思ったそのときです。以下、理由を説明します。

買い時は投資信託を始めたいと思った時

株価が下落したときの底値で買うのが利用ですが、先ほどからお伝えしているように、底値を狙って買うのは、投資のプロでも難しいです。

そこでおすすめする買い時は、投資信託の運用を始めたいと思ったタイミングです。

投資信託では「複利効果」が期待できます。複利効果によって、投資信託を長期保有すればするほど運用効果が高まるので、早めに始めるのがおすすめです。

複利効果とは、運用で得た利益と元本を元に運用することで、利益が利益を生む効果のことです。

投資信託の投資方法は「積立投資」がおすすめ

投資信託の投資方法には「積立投資」と「一括投資」がありますが、積立投資がおすすめです。

積立投資の手法の代表は、ドルコスト平均法です。ドルコスト平均法とは、一定の金額で定期的に買い増しする投資方法です。

ドルコスト平均法を採用すると、投資のタイミングや投資期間などの時間を分散し、資産が一気に減るようなリスクを回避できるメリットがあります。

株価が下落したから買う、株価の底値を狙って買うなど、リスクを伴う行動をとる必要がなくなるということです。

一定の金額で定期的に買い増しする投資方法なので、価格が低いときの購入量は多く、価格が高い時の購入量は少なくなります。

投資信託を上手に運用するコツ

ここでは、投資信託をうまく運用するコツとして、以下について解説します。

・小額から始める
・長期的に運用する
・余剰資金で運用する

少額から始める

特に投資初心者の方は、大きな損失を出さないために、まずは少額から始めましょう。小額の基準は人それぞれなので断言はできません。

まずは、自分の余剰資金がいくらあるのか把握し、その中の資金で運用するのがおすすめです。

長期的に運用する

投資信託は、長期的に運用することで、大きな損失を出すリスクを回避できます。

全ての時間を投資に充てているプロの投資家でも、株価の変動を予想するのは難しいので、一般の方が株価の変動を予測し、短期的に売買して利益を出すのは至難の技です。

長期的に運用すれば、短期的な株価の変動を予測する必要がありません。さらに、投資信託を運用するための申し込み手数料や、信託報酬などの手数料を最大限抑えられるメリットもあります。

余剰資金で運用する

投資信託を運用する際は、余剰資金で運用しましょう。
余剰資金とは、家賃などの生活費や子どもの養育費など、将来必要になるお金以外の資金を指します。

投資信託は、様々な商品に分散投資することでリスクを最小限に抑えられますが、損をしない保証はありません。

万が一運用に失敗したとしても、余剰資金内で運用すれば、生活への影響を最小限に抑えられます。

投資信託を選ぶ際のポイント

投資信託には、さまざまな種類の商品があるので、迷ってしまいます。そこで、投資信託を選ぶ際のポイントをお伝えすると、以下の通りです。

・安定的に上昇しているか
・分散投資できるか
・分配金の頻度は少ないか
・コストは抑えられるか

1つずつ解説します。

安定的に上昇しているか

投資信託には、株式・債権・不動産など、さまざまな種類がありますが、安定的に上昇している資産を買うべきです。

安定的に上昇している投資信託を選べば、株価が変動した際のリスクが抑えられ、着実に利益を出せる可能性が高いです。

安定的に常している投資信託かどうかを判断する際は、運用会社や販売会社のWEBサイトを確認しましょう。

分散投資できるか

投資信託では、分散投資してリスクを最小限に抑えられる資産を買うのもおすすめです。

バランス型の投資信託を買うと、株式や債権などの1つの資産に投資するのではなく、複数の資産へバランスよく投資することで、リスクの分散ができるのでおすすめです。

分配金の頻度は少ないか

長期投資のメリットとして、複利効果が期待できることとお伝えしてきました。複利効果を最大限活かすには、分配金が少ない投資信託を選ぶべきです。

分配金とは、投資信託の運用で得た収益を、投資家に利益として支払うときのお金を指します。

分配金が得られることをメリットと感じる方もいますが、分配金を還元する際、元本から還元されている場合もあります。

元本が減ってしまうと、複利効果を最大限活かせないので、分配金の頻度が少ない投資信託を選びましょう。

コストは抑えられるか

投資をする際は、できるだけ運用コストを抑えたいものです。コストを抑えて投資信託を運用するのであれば、インデックス型の投資信託を選びましょう。

投資信託には、インデックス型とアクティブ型があり、それぞれ以下のような特徴があります。

・インデックス型:平均的なリターンを目指す投資信託
・アクティブ型:平均以上のリターンを目指す投資信託

インデックス型は、日経平均株価やTOPIXなどの市場と連動した運用を機械的に目指すので、投資初心者でも運用しやすいです。

市場と連動して機械的に銘柄を選ぶので、ファンドマネージャーが銘柄を選ぶアクティブ型よりも、運用コストが低いというメリットがあります。

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