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レーザーテック株式会社(6920)の将来性・今後は?半導体の雄 減収減益決算でも問題ない2つの理由

 

レーザーテック 決算

今回は、半導体銘柄の中で最注目企業とも言える「レーザーテック」を特集します。

コロナ禍は業績も株価も絶好調だった同社ですが、2021年10月その決算が予想に反して減収減益でした。

  • はたして今後、レーザーテックの業績は大丈夫なのか?
  • さらには半導体業界全体にも影響するのでは?

と感じた方もいらっしゃると思います。

 

結論から言うと、半導体という業種柄多少の乱高下はあると思いますが、大勢には「問題無い」と考えます。

その点をこれから解説をしていきます。 

 

2022年7月6日時点で、レーザーテックの株を買うには、165万円もの大金が必要となります
こんな大金を一度に払ったり、買った後に寝かせ続けるのは大変ですよね…。

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レーザーテック(6920)の会社概要

レーザーテックの会社概要は、2022年2月時点の同社ホームページでは、以下の通りです。

lasertec profile

(出典:レーザーテック|企業概要)

余談ですが、半導体関連企業は何故か新横浜に本社を置くことが多いです。

レーザーテックの事業内容

事業内容ですが、会社四季報ではこのような記載となっています。

特徴はやはり、検査装置のシェアが100%であり、競合がいない点です。

 

半導体は年々、技術の進歩により回路が微細化されております。

その中で、想定している性能がきちんと発揮されるかを、このレーザーテックの検査装置が調べる役割を担っており、半導体製造には欠かせない製品となっております。

レーザーテック 事業内容

(出典:会社四季報|レーザーテック)

 

レーザーテックの業績推移

以下のグラフは、過去5年の業績推移(売上と営業利益)です。

コロナ禍で業績は急拡大しました。

 

レーザーテック 業績推移

(出典:レーザーテック

 

急拡大した要因ですが、こんな流れです。

  • コロナにより、ノートPCをはじめとする電子機器や通信機器の需要が急拡大。
  • これらの製品には半導体が必須のため、半導体業界全体の需要が急拡大。
  • 業界内で、レーザーテックのEUV(EUVL)検査装置が欠かせず、かつシェア100%のため、需要と業績が急拡大。

 

このように書くと、コロナ収束により、レーザーテックの今後や将来性は危ういのでは?と思われるかもしれません。

しかし、そのようなご心配は無用です。

 

なぜなら、今後も世界的に高性能の半導体を活用したビジネスが主流になっていくためです。

具体的には、携帯電話の5G、自動車のEV(電気自動車)など、市場規模が非常に大きなビジネスが今後普及していきます。

 

それに伴い、インテル・サムスン・ソニーといった半導体メーカーは、これまでよりも巨額な設備投資を進めており、

加えて、TSMCのような半導体製造企業も、日本をはじめ各国に工場建設しており、レーザーテックがその恩恵を受けることは明白だからです。

決算発表日

決算発表の予定は、同社ホームページにもこのように掲示されています。

 

同社は6月決算であり、決算は四半期ごとに締め日から45日以内の発表が必要となります。

そのため、8月・10月・1月・4月の予定となっています。

 

【2022年 IRカレンダー】

(出典:レーザーテック|IRカレンダー)

 

レーザーテックは少数精鋭

レーザーテック 従業員

 

レーザーテックは売上や利益の大きさに対して、従業員が非常に少なく、「少数精鋭」であることが挙げられます。

この点を具体的に検証したいと思います。

 

まず、従業員数の確認です。

従業員数は、「会社ホームページ」または決算期末に公表する「有価証券報告書(有報)」にて確認ができます。

レーザーテックの場合、会社ホームページでは従業員が確認ができなかったため、有報を確認したいと思います。

レーザーテックは6月決算のため、2021年6月末時点での有報を見ると、従業員数は「529名」でした。

 

次に、この人数が多いのか少ないかを判断する一つの切り口として、「一人当たり売上高」でみる方法があります。

同社の同時点の売上高は702億円のため、売上高を従業員数で割ると、こうなります。

・レーザーテック:702億円÷529人=1.32億円

 

1人あたりで年間1.32億円というのは、同業界はもちろんのこと他業界を見渡しても、相当レベルの高い水準です。


参考に、半導体業界の他社の「一人当たり売上高」を見ると、こうなります。

  • 東京エレクトロン:0.96億円
  • ルネサスエレクトロニクス:0.38億円
  • フェローテック:0.12億円

※それぞれ直近の有報から算出

 

いかがでしょうか?

いかにレーザーテックが少数精鋭で、生産性の高いパフォーマンスをだしているか、お分かり頂けたと思います。

レーザーテックは高年収!

レーザーテックと言えば、高年収の代表格となりつつあります。
直近の四季報によると、平均年収はなんと「1,379万円」もあります。

何かの記事で、この10年で上場企業で最も平均年収が上昇した企業としても取り上げられていました。

年収についても、半導体業界の中で比較してみましょう。


主な企業の平均年収は、以下のようになっています。

  • 東京エレクトロン:1,179万円
  • ルネサスエレクトロニクス:791万円
  • フェローテック:794万円

(出典:会社四季報2022年2集 春号)

 

日本の半導体最大手の東京エレクトロンでも平均年収は1,179万円ですので、レーザーテックの平均年収1,379万円がいかに高いか、ご理解いただけると思います。

やはりここまで高い理由としては、この辺が主な要因であるといえます。

  • 先に挙げた少数精鋭で生産性が高いこと
  • 売上および利益が年々上昇していること

レーザーテック株式会社(6920)の配当金/株主優待

以下は、過去5年間の配当金の推移となっています。

急激に増加していますが、この要因を解説したいと思います。

lasertec dividend

(出典:レーザーテック|配当について

 

 

レーザーテックの配当政策

レーザーテックのホームページには、配当政策について次のような方針があります。

配当政策

  • 当社では、連結配当性向35%を目安として、業績に応じた弾力的な配当実施を基本方針としております。
  • 内部留保については、新技術・新製品の研究開発や業容の拡大に伴う設備および運転資本の投資に活用することにより、事業基盤の強化と株主価値の増大に努めてまいります。

 

ここで、レーザーテックが掲げている「配当性向」について説明します。

まず、配当性向とはこのように求められます。

・配当金額÷当期純利益

 

当期純利益は、企業活動をしたことで最終的に残った利益を表しますが、これは毎年変動し、かつ必ずしも増加するわけではありません。

ですが、この利益のうち35%分は、配当金に回すという方針ということになります。

 

レーザーテックの場合、コロナ禍での業績急拡大により利益が大きく増加しました。
これにより、冒頭のグラフ推移のように、配当金も大きく増加したということになります。

レーザーテックの配当基準日(権利確定日)

同社の基準日(権利確定日)は5年間とも、6月末と12月末となっています。

配当金を貰うためには、権利確定日の2日前までに株を持っておく必要があるので、是非ご認識ください。

 

なお、レーザーテックは株主優待はありません。

 

2022年6月期 1Q決算結果

2022年6月期 1Qの営業利益は前期比55%減の20億円、連結純利益は前期比50%減の15億円でした。

この決算の翌日、日経新聞は「レーザーテック7〜9月期の純利益半減、売上計上少なく」と、報道しました。

 

また、売り上げについても、連結売上高も前期比31%減の91億円。
顧客からの引き合いは強いものの、装置売上高の計上タイミングは10〜12月期に以降に偏りました。

結果、業績予想と配当予想は据え置きました。

 

一方で、大手の半導体メーカー(主に台湾のTSMC、ソニー)への受注高(会計上の売上が上がる前の受注自体)は、
前年同期比約4.4倍となる1,083億円ということで、四半期では過去最高になっています。

 

つまり、会計上の数値は良くなかったが、受注自体は絶好調ということです。

進捗率

通期の見通しが売上830億円、計上利益は270億円と見ています。

四半期業績予想を据え置いたということですが、 第1四半期の売上進捗率がまだたった約11%、経常利益は8%で、
投資家としては、果たして大丈夫なのか?思ってしまうかもしれません。

    売上 (増減率) 経常利益 (増減率)
実績 今期1Q 9,110 −30.8% 2,114 −51.2%
  前期1Q 13,165   4,392  
           
見通し 今季通期 83,000 11% 27,000 8%

(単位:百万円)

ですが、個人的には、通期予想は十分クリアできると思ってます。
さらには、上方修正が来てもおかしくないと考えてます。

 

分析内容① ~受注状況と季節要因

決算短信の補足情報として、注目すべき項目があります。
大きく3つの工程で、①費目別受注高及び受注残高、②品目別生産実績、③品目別販売実績(=会計上の売上)という項目があります。

①②はある程度相関してると言えると思います。
③の品目別販売実績は、レーザーテックが検査装置をお客さまに納品して、検収されると売上計上になります。

    絶対値     比率(対受注)
    前期 今期 増加率   前期 今期
1Q時点 受注 24,369,944 108,307,399 344%   100% 100%
  生産 16,804 33,737,955 101%   69% 31%
  販売(売上) 13,165,961 9,110,525 -31%   54% 8%

①の受注の増加率は前期比から344%増で1,083億円で、通期の売上の見通しが830億円です
つまり第1四半期の受注だけで通期の売上以上の数字を超えています

加えて、②の生産も、前期よりも101%増で337億円で、
業績予想の売上に対して3分の2以上達しているので、
受注と生産の進捗率は非常に好調と言えると思います。

つまり、7-9月期は季節要因で数字が落ちる時期だと思われます。
お客様の検収が遅れたり、レーザーテック側の納入が遅れている時期になっていると想定できます。

実際、四半期ごとの売上推移を過去数年間にわたって調べてみると、
7-9月期にやはり数字が落ちています。

しかし、第2四半期以降は一気に数字を盛り返しています。

分析内容② 〜顧客状況

前期の有価証券報告書の中に【主要な顧客ごとの情報】の項目があります。


そこに記載されているのが、台湾のTSMCサムスンインテルです。
これらの顧客の動きがどうなるかを見ていく必要があります。

特にTSMCは、日本でも工場作る話もあるので、レーザーテックの業績にもかなり影響を与える可能性があります。

TSMC 決算

TSMCについては、楽天証券が2021年10月15日に、7-9月期の決算レポートを上げてます。

結論としては、決算自体非常に好調です。前年同期比で15%前後の成長しています。

月次売上高
順調に上昇しています。

(出典:楽天証券|レーザーテック)

■ウエハ出荷枚数
一時期減りましたが、こちらも順調に推移しています。

(出典:楽天証券|レーザーテック)

設備投資
これも、レーザーテックの受注に直結してくる指標です。

四半期ごとの設備投資の金額は右肩上がりになっています。
特に最近、この2021年12月期1Qからの設備投資額が、過去の比にならないくらい大きくなってます。

(出典:楽天証券|レーザーテック)

年間の投資額

2021年11月期は昨年のほぼ約倍ぐらいの投資をしようとしています。
楽天証券の予想だと来期の予想もさらに上回った投資してくるということです。

設備投資をするということは、工場建設等を色々とする関係で、
その前提となるレーザーテックの検査装置も買われてくると思います。

レーザーテックのアナリストレーティング・目標株価

レーザーテックは、半導体業界のみならず、東証一部の中でも非常に注目されている銘柄のため、レーティング(格付け)も様々な証券会社からされております。

ここでは、2022年にレーティングされた一覧を載せております。

レーザーテック レーティング

(出典:MSTG

前提として、2022年はアメリカの金融緩和、ロシアのウクライナ侵攻などの要因で、年初から世界的に株式市場が低調です。

特に、レーザーテックのように成長著しいグロース銘柄は、日経平均と比較しても低迷しています(下記グラフ)。

 

また、2021年と比較すると、2022年は半導体不足が落ち着く見通しも、株価低迷の要因になっていると思います。

 

そんな中でも、証券会社各社はターゲットプライス(目標株価)は下げているものの、レーティングは概ね、過去の評価を継続している証券会社が多いです。

こんなところからも、レーザーテックへの継続的な期待が伺えます。

レーザーテック 株価 チャート

レーザーテックの株を買うのはハードルが高い?

一言で言うと、レーザーテックは「値がさ株」です。

値がさ株とは、1株あたりの価格が高い株のことを指します。

 

具体的には、2022年3月1日時点の株価は20,980円です。
よって、通常取引の単位である100株を買うには、209万円が必要となります。

これは気軽に払える金額ではないですよね。。。
レーザーテックに限らず、日本株は値がさ株が結構多いです。

 

そんな時は100株ではなく、1株から買える証券会社がおススメです。
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まとめ ~レーザーテックの今後と将来性は?~

レーザーテック 将来性

一言でいうと、レーザーテックの先行きは引き続き明るい、と考えます。

その理由にまず、今回決算の売上高減少は、あくまでも「季節変動要因として、元々想定されていた」という可能性があります。

次に、今回の受注が過去四半期で最高になったのは、TSMCはじめ主要顧客の大幅設備増強に伴う受注があるということです。


加えて、来年もさらに設備の増強のペースが高まるといったところが、
レーザーテックにとっては、強力な追い風になってくると考えられます。

従って、これらの受注や生産したものが、2Q以降に予定通り売上として計上されれば、
通期の見通しの売上計画も十分に達成できると思います。


ということで、年明け2月頃に行われる第2四半期の決算の結果は、非常に注目されるべきポイントです。
具体的には、1Q売上での進捗率が11%ですが、第2四半期の段階で50%近くまで来るのかどうか、というのが非常に焦点になってきます。

個人的には、少なくとも今期の受注の急増という意味で、十分に上方修正があり得るということをことをふまえると、
株価はまた上昇してくる可能性は高いと考えております。

 

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