皆さんは、メタマスクをダウンロードして、Binanceなどの海外取引所で仮想通貨取引を始めようとした際、こんな悩みを抱えた経験はありませんか?
- メタマスクにBNBチェーン(BSC/バイナンススマートチェーン)のネットワークを追加したいけれど、どうやって追加するの?
- そもそも何でBNBチェーン(BSC/バイナンススマートチェーン)ネットワークが必要なの?
- BNBネットワークを設定したら、何ができるの?
実はこれ、メタマスクにネットワークを追加することで解決できてしまいます。
今回は、Binanceなどで仮想通貨取引を始めるために必要な「ネットワークの設定方法」を解説します。
メタマスクにネットワークを追加し、仮想通貨取引を始めて、この波に乗ってお金を増やしていきましょう!
ちなみに、今はやりの歩いて仮想通貨が稼げるmove to earnの「STEP」は、メタマスクのようなウォレット利用が必須です。
「STEP」は、以下で詳しく始め方を解説しています。ぜひご覧ください。
あわせて、メタマスクを使う上でひっかかるポイントを、以下でまとめています。
目次
- なぜメタマスクにネットワークを設定する必要があるのか?
- メタマスクにBNBチェーン(BSC)ネットワークを設定する方法
- Binance(バイナンス)とPancakeSwap(パンケーキスワップ)を利用して仮想通貨取引をしてみよう
- メタマスクにネットワーク設定して仮想通貨取引を始めよう
なぜメタマスクにネットワークを設定する必要があるのか?
そもそも論ではありますが、なぜメタマスクにネットワークを設定する必要があるのでしょうか。
結論から言うと、「BNBチェーン(BSC/バイナンススマートチェーン)上に開発されたDEX(分散型取引所)を利用するため」です。
身近なもので言うと、カフェでPCを使って作業をするにはWi-Fiが必要ですよね。
この場合、カフェがDEX、PCがメタマスク、Wi-Fiがネットワークと考えてみるといかがでしょうか。
自ずとメタマスクにネットワークを設定する理由が理解できると思います。
反対に、BNBチェーン(BSC)上に開発されたDEXを利用しない方は、メタマスクにBNBチェーン(BSC)ネットワークを設定する必要はありません。
そのため、ここからは「BINANCE」や「PancakeSwap」などのBNBチェーン(BSC)上に開発されたDEXを利用する人は読み進めて、メタマスクにBNBチェーン(BSC)ネットワークを設定しましょう。
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【STEP・USDC等に活用可能】メタマスク/MetaMaskにトークンを追加する方法・反映されない場合にも対応
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メタマスクにBNBチェーン(BSC)ネットワークを設定する方法
ここからは画像を使って解説していきます。
今回はブラウザ上でメタマスクを開いて、BNBチェーン(BSC)ネットワークを設定していきます。
まだメタマスクをインストールしていない人は、下記のリンクからダウンロードしてください。
≫メタマスクのダウンロードはこちら(※新しいページが開きます)
では、早速メタマスクを開いてみましょう。
メタマスクをダウンロードしていれば、上記のウインドウが開くことができます。
*Google Chrome上で右上のパズルピースのようなマークを選択することで、メタマスクのウインドウを開けられます。
ダウンロードした直後は、インターネットが「イーサリアムメインネット」になっているはず。
ここを「BNBチェーン(BSC)」に変えていきますので、「イーサリアムメインネット」をクリックしてください。
「イーサリアムメインネット」を選択できたら、上記の小ウインドウが開かれます。
次に「ネットワークを追加」をクリックしましょう。
(「ネットワークを追加」をクリックすると、新しいページに飛ばされます。)
「ネットワークを追加」を選択すると、上記のページに飛ばされます。
ここで追加したいネットワークの情報を入力していきます。
今回はBNBチェーン(BSC)をメタマスクに追加したいので、BNBチェーン(BSC)の情報を入力しましょう。
BNBチェーン(BSC)ネットワークの情報は、下記のとおりです。
【メインネット】
- ネットワーク名:Smart Chain
- 新しいRPC URL: https://BNBチェーン(BSC)-dataseed.Binance.org/
- チェーンID: 56
- シンボル: BNB
- ブロックエクスプローラーURL https://BNBチェーン(BSC)scan.com
【テストネット】
- ネットワーク名: Smart Chain-Testnet
- 新しいRPC URL: https://data-seed-preBNBチェーン(BSC)-1-s1.Binance.org:8545/
- チェーンID: 97
- シンボル: BNB
- ブロックエクスプローラーURL:https://testnet.BNBチェーン(BSC)scan.com
上記のいずれかのネットワーク情報を入力することで、メタマスクにBNBチェーン(BSC)を追加できます。
テストネットを使うことはないと思うので、メインネットの情報を入力して、メタマスクにBNBチェーン(BSC)を追加しましょう。
1枚目の画像で「イーサリアムメインネット」のほかに「Binance Smart Chain」があります。
ここで表示される名前がネットワーク情報の「ネットワーク名」にあたるので、長いのが嫌な人はBNBチェーン(BSC)と入力しても問題ありません。
最後に「ネットワークを追加」をクリックすることで、メタマスクにBNBチェーン(BSC)ネットワークを追加することができます。
しかし、このままではメタマスクにBNBチェーン(BSC)ネットワークは設定できていませんので、最初の画像と同じく「イーサリアムメインネット」を選択。
その後、ネットワーク名に入力した言葉が選択できるので、選択しましょう。
選択できたら、上記のように変更できます。
これでメタマスクにBNBチェーン(BSC)ネットワークの設定が完了しました。
では次に、メタマスクにBNBチェーン(BSC)ネットワークを追加することでできることを紹介します。
Binance(バイナンス)とPancakeSwap(パンケーキスワップ)を利用して仮想通貨取引をしてみよう
BNBチェーン(BSC)ネットワークを設定して利用できるようになった2つのDEXを紹介します。
それは「Binance」と「PancakeSwap」のふたつです。
どちらも仮想通貨取引をしていると利用すると思うので、最後までご覧ください。
では、先に「Binance」から紹介しますね。
Binance(バイナンス)
まずはBinanceの基本情報から見ていきましょう。
- 取扱通貨数 700以上
- スマホ対応 あり
- 取引方法 現物取引・デリバティブ取引
- 最低取引数量 0.001BTC
- カスタマーサポート サポートセンター
- レバレッジ 125倍
- 入金手数料 無料
- 出金手数料 通貨によって異なる
Binanceについては、以下の動画でもくわしく解説しています。是非こちらもご覧ください。
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【画像で5ステップ説明】コインチェックからバイナンスへの送金手順とメリットを解説
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またBinanceは、ユーザー数と月間取引高が高く、世界有数の仮想通貨取引所です。
取扱通貨の豊富さにも定評があります。
そんなBinanceには、このような5つのメリットがあります。
- 口座開設が簡単
- 取扱通貨が豊富
- 取引手数料が安い
- 日本語対応のため安心して利用できる
- ゼロカットシステムを採用している
上記のとおり、簡単に解説していきます。
1. 口座開設が簡単
Binanceの口座開設方法は、メールアドレスとパスワードを設定するだけ。
身分証明書を提出する必要もなく、簡単に口座を開設することができます。
しかし、日本移住者の場合はBinanceなどの海外取引所で取引を行うことは出来ません。
ということを聞いたことがあるかもしれません。
これは、私たち利用者側が罰されるのではなく、Binance側が罰せられるだけなので関係ないので、安心して取引しましょう。
もちろん、まだまだ法整備が整っていないので、仮想通貨の法律面には慎重になりましょう。
仮想通貨は自己責任で。
しっかり覚えておきましょう。
2. 取扱通貨が豊富
Binanceでは、700種類を超える仮想通貨を取り扱っています。
国内の仮想通貨取引所では、取り扱っていない仮想通貨でもBINANCEでは取引することができる場合があります。
ちなみに国内の仮想通貨取引所では、30〜60種類しかありません。
比べてみるとBinanceは、圧倒的に取扱通貨が豊富ということがわかりますね。
3. 取引手数料が安い
Biannceの取引手数料は0.1%です。
しかし、Binanceの独自トークンである「Binance Coin(バイナンスコイン)」を取引手数料の支払いに利用することで、手数料が0.05%になります。
無駄に支払う金額を抑えて、賢く仮想通貨取引ができますね。
ちなみにBinance Coinは「BNB」と呼ばれることもあるので、是非記憶しておきましょう。
4. 日本語対応のため安心して利用できる
Binanceは、レベルの高い日本語対応されています。
海外取引所は、Binanceのほかにも「bybit」や「FTX」などがあります。
しかし、どちらも翻訳されていてもGoogle翻訳レベルでわかりづらいです。
このようなデメリットがないことは、仮想通貨取引をこれから始める人にとってはありがたいですね。
また、Binanceのサイトには日本語の記事があります。
どれもわかりやすくBinanceについて書かれているので、利用し始めてわからないことがあれば、読んでみましょう。
5. ゼロカットシステムを採用している
ゼロカットシステムとは、急な価格変動により損切りが間に合わずに残高がマイナスになった場合でも、ゼロに戻してくれる制度です。
日本の取引所ではゼロカットシステムが導入されていないため、残高がマイナスになると「追証」が発生します。
しかし、Binanceではマイナス分を業者が受け持ってくれるので、ゼロにリセットしてくれるのですね。
そのため、Binanceでは証拠金の損失のみに抑えられるので、125倍ものレバレッジ取引が安心して利用できます。
損失リスクを軽減しつつ、大胆に取引できるので安心して利用可能。
これらのことから、Binanceは「初心者でも始めやすい仮想通貨取引所」となっています。
では次に、PancakeSwapを紹介していきます。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)
PancakeSwapは表にまとめてもわかりにくいので、特徴とともにメリットを解説していきますね。
PancakeSwapの特徴は、こちら。
- Binanceが開発したAMM型のDEX
- Cakeトークンをステーキング可能
- ほかのDEXと比べて手数料が安い
上記のとおり、解説していきます。
1. Binanceが開発したAMM型のDEX
AMM(自動マーケットメーカー)とは、一体なんなのか。
AMMとは、トークンの交換に流動性プールを通じて行います。
そして流動性プールに通貨を預けることで、流動性プール内にある通貨と交換することができます。
イマイチ理解しづらいですね。
現実のもので例えるなら、子供用プールの中に世界各国の通貨が入っています。
ユーロが欲しいので、1ユーロ分の円をプール内に入れることで1ユーロと交換できます。
この交換を個人で行える。
これだけ理解できたら問題ありません。
使ってみて徐々に理解していきましょう。
2. Cakeトークンをステーキング可能
PancakeSwapでは、流動性プールに通貨を預けることで利息として独自トークンである「Cakeトークン」がもらえます。
この仕組みは、流動性プールないにたくさんの通貨を供給させるために、通貨を預けることでCakeトークンがもらえると言う仕組みですね。
また、Cakeトークンを流動性プール内に預けることで、利息としてBNBチェーン(BSC)系の仮想通貨を受け取ることも可能。
もう少し理解するために、先ほどの例え話を深掘りしてみましょう。
私たちはユーロが欲しいので、円と交換しようと思いました。
しかし、ここにユーロがなかったらそもそも交換できませんよね。
そういったことから、ユーロをプール内に預けてくれた人に利息として、独自のトークンをあげようということ。
もちろん円が欲しい人もいるはずなので、私たちも独自トークンを得られます。
とても画期的な仕組みですよね。
この仕組みをファーミングといいます。
PancakeSwapには他に「イールドファーミング」と言う仕組みもあります。
ここでは解説しませんが、PancakeSwapを利用するのであれば知っておくべきなのでググってみましょう。
3. ほかのDEXと比べて手数料が低い
PancakeSwapの他にも「UniSwap」や「SushiSwap」があります。
UniSwapの手数料は、100〜数1,000円の手数料が一度の取引にかかります。
しかし、PancakeSwapでは数10円程度の手数料で済むことも。
これは、PancakeSwapがBNBチェーン(BSC)上に開発されたDEXであることと、UniSwapがイーサリアム上に開発されたDEXであることが原因です。
どっちの方がいいの? と疑問に思う人もいるでしょう。
結論から言うと、使いたい方を使いましょう。
むしろどちらも使うといいでしょうね。
リスクを分散しつつ、取引することが可能。
最終的には使いやすい方を使うので、まずはどちらも利用してみるといいですね。
まずはPancakeSwapについてもう少し理解するために、下記リンクの記事を読んでみましょう。
メタマスクにネットワーク設定して仮想通貨取引を始めよう
今回、メタマスクにBNBチェーン(BSC)ネットワークを設定することでBINANCEやPancakeSwapなどのBNBチェーン(BSC)上に開発されたDEXを利用できるようになりました。
BINACEやPancakeSwap以外にもさまざまなDEXやプロジェクトがあります。
全てがBNBチェーン(BSC)上で作られている訳ではないので、利用するごとにネットワークを設定しなければいけません。
ぜひ、気になるDEXがあったら今回使った方法でメタマスクにネットワークを設定して、DEXを利用してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。