今回紹介するのは、市場規模約1兆5000億円以上と言われている「NFTの始め方」です。
海外中心に、市場が大きく盛り上っているNFTですが、その波も日本に伝わってきています。
実際に日本の小学3年生の「Zombie Zoo Keeper(ゾンビの飼育員)」くんは、夏休みの自由研究に「NFTアート」を作り始めました。
その自由研究には380万円の価値がついています。
彼のようにNFTは誰でも始めることができます。
その一歩として今回は「NFTの始め方」をご紹介します。
なお、NFTを利用するには、海外の暗号資産取引所を利用する必要があります。
その前提として、海外取引所に資金移動するためには、国内の暗号資産取引所を開設する必要があります。
下記に、2大国内取引所をご紹介しております。是非この機会に開設してみてください。
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【目次】
NFTとは
そもそもNFTとはなんでしょうか。
NFTを始める前に基礎として、ある程度の知識は必要です。
詳しい技術的な解説はしませんが、仕組みを分かっておくと安全に運用できます。
ぜひ参考にしてください。
NFTの仕組み
NFT(Non -Fungible-Token)とは日本語で「非代替性トークン」という意味です。
これだけでは意味がわからないと思いますので、少し噛み砕いて解説します。
NFTとは替えが効かない、唯一無二のものと考えましょう。
よくお金などは代替可能な例で取り上げられています。
その逆と考えると理解しやすいかと思います。
非代替性について理解できたら次は「トークン」について考えていきましょう。
仮想通貨業界のトークンとは、既存のブロックチェーン上にある仮想通貨そのもののことをいいます。
厳密には仮想通貨とトークンは異なります。
しかしあまり違いはなく、あくまでNFTは「変えが効かない唯一無二のデジタル資産」とお考えください。
では次にNFTの特徴について解説します。
NFTの特徴
NFTの特徴は下記の3つのポイントです。
1.誰でも作成できること
2.価値を証明できること
3.機能を追加できること
以上の3つのポイントをそれぞれ解説していきます。
1.誰でも作成できる!
NFTはユーザーが作成したアートや音楽などのデジダルデータをブロックチェーン上にアップロードするだけで、誰でも簡単に作成できます。
難しいことは何ひとつなく誰でも簡単に作れるので、試しに作ってみるのもいいかもしれませんね。
アートや音楽に限らず、映像や文字などもデジタルデータに変換できます。
そのためやろうと思えば誰にでもNFTは作れます。
2.価値を証明できる!
日本ではあまり知られていませんが、海外ではNFTを担保にローンを組むこともできます。
仮想通貨でお買い物ができる海外では、すでに仮想通貨が根づき始めています。
ではなぜNFTを担保にローンを組むことができるのか。
それはNFTの代替不可能な性質があるからです。
そのためブロックチェーンゲームでは、キャラクターやアイテムをNFT化して取引をすることができます。
引退した選手たちのものに価値がつくように、NFTも価値が上がっていきます。
そのため投機的にNFTを利用する方もいます。
3.機能を追加できる!
これはブロックチェーンを導入する側だけではありません。
イーサリアムなどのプラットフォームでは、売買するときに契約を自動実行できる仕組みである「スマートコントラクト」を採用しています。
そのためデータの持ち主はNFTの取引するときにさまざまな機能を付加させることができます。
さまざまな機能のうちよく知られているものが、「ロイヤリティー」でしょう。
ロイヤリティーとは、あなたの作品を購入した人がまた違う人に売るときに売上の1部を作者に還元する仕組みをいいます。
この機能によってNFTアーティストは恒久的に稼ぎ続けることができます。
では次にNFTの始め方を紹介します。
NFTの始め方
NFTの始め方と言ってもさまざまな方法や目的が考えられますよね。
そのため今回はアーティスト(作り手)と投機的利用者(投資側)の2つを紹介します。
具体的には以下の3つのポイントを紹介していきます。
1.NFTに出品する
2.NFTに投資する
3.NFTマーケットプレイスで取引する
手順は簡単なので、マーケットを覗いてみるのもいいかもしれませんね。
1.NFTに出品する
NFTの出品方法はとても簡単です。
ユーザーが作成したデジタルデータをNFTに変換して、マーケットプレイスに出品すれば完了です。
出品するときに「ウォレット」と「マーケットプレイス」が必要です。
マーケットプレイスは後ほど紹介しましょう。
ウォレットはマーケットごとに対応しているウォレットがあり、多くのマーケットでは「メタマスク」に対応しています。
特に難しい手順を踏むことなく、ウォレットは作成可能なのでぜひ作ってみましょう。
2.NFTに投資する
NFTを投資する方法もこのやり方と変わりません。
投資するためにはNFTを購入しなければ始まりません。
そのためまずはウォレットを作りましょう。
ウォレットは先ほどと同じ「メタマスク」を作成します。
メタマスクはほとんどのマーケットに導入されているため、ウォレットを作るならまずはメタマスクがいいです。
ウォレットの作成を終えたら、NFT作品が販売されているマーケットプレイスに登録しましょう。
マーケットプレイスは後ほど紹介する「OpenSea」が無難でしょう。
ちなみにNFT作品に限らず、NFT関連の通貨に投資することもできます。
仮想通貨の投資になるため、NFT作品よりも難易度は高めだと思います。
3.NFTマーケットプレイスで取引する
NFT作品を出品・購入するなら以下の3つがおすすめです。
1.OpenSea
2.miime
3.Coincheck NFT(β版)
それぞれの特徴
NFT作品のほとんどは「OpenSea」で済みますが、ゲームのキャラクターやアイテムを売買するなら「miime」がおすすめです。
「Coincheck NFT」は初の国内サービスですが、やはりほとんどの作品は「OpenSea」に集まっています。
やはりNFTを扱うなら「OpenSea」がいいでしょう。
またNFTを出品したり購入したりするさいに注意しなければならないことがあります。
それは手数料が発生することです。
この問題を解決してくれるのが、「Coincheck NFT」でしょう。
ほとんどのNFT作品はイーサリアムのプラットフォーム上で取引が行われているため、イーサリアムのブロックチェーンには「ガス代」という手数料がかかります。
しかしCoincheck NFTではユーザーはガス代を負担せずに取引が可能です。
そのため注目されているマーケットのひとつとして、紹介しました。
どのマーケットを使うかは自分との相性を知り、決めていくといいでしょう。
NFTの危険性/問題点/デメリット
これだけ夢があるNFTですが、発展途上であるゆえに、色々な危険性や問題点を抱えております。
以下に主な問題点を記載します。
詐欺・違法NFTが一定数ある
一番ホットな話題はこの詐欺・違法NFT問題でしょう。
NFTプラットフォームの最大手であるOpenSeaも、この問題に手をこまねいている、という記事があります。https://wired.jp/membership/2022/05/10/opensea-nfts-twitter/
この詐欺・違法問題には、大きくこのような論点があります。
- 有名クリエイターの作品をコピーして販売
- アートを勝手にNFT化して販売
- 著作権を侵害しているNFTを販売
NFTは第三者の評価に基づいた明確な価値があるわけではない
NFTは相対取引であるため、たとえば不動産のように、具体的な価値が定められているわけではありません。
ゆえに、購入時にはそのNFTで得られるメリットを十分に把握したうえで、適正な価格で購入することが必要です。
手数料がユーザー増加により高騰の可能性
基本的に、NFTアートはイーサリアムのブロックチェーン技術を利用して作成されています。
世界中でイーサリアムの取引量が増加すると、そのネットワーク負荷を補うため、通信量に応じたガス代(手数料)がより多くかかってきます。
NFT生成により環境への負荷の可能性
上記で触れたイーサリアムのブロックチェーン技術は、消費電力が大きいと言われる「PoW(プルーム・オブ・ワーク)方式」で、取引を成立させています。
この方式はビットコインなどにも採用されています。
過去にテスラCEOのイーロン・マスク氏は、消費電力の大きいこの方式をツイートで批判したこともあります。
【まとめ】NFTのことをもっと知ろう!
今回はNFTの始め方を紹介しました。
NFTは誰でも簡単に始められます。
しかしその危険性もまた、理解しなければなりません。
投機的な運用や資産管理方法、仮想通貨の扱い方など多岐にわたります。
ウォレットを作るときに署名をしなければなりません。
そのときしっかり内容を見て署名するようにして、慎重に行いましょう。
何事も完璧な安全はありませんが、自分で対策できることもあります。
まずは簡単なものから手を出していき、安全に自分が何をしているのかを理解した上でNFTを始めてみましょう。
無料で始められるブロックチェーンゲームやNFTゲームなんかもいいかもしれませんね。
まずはウォレットを作って、NFT作品を覗くのもいいかもしれません。
まずはNFTのことをよく知ることから始めましょう。
繰り返しですが、NFTを利用するには、海外の暗号資産取引所を利用する必要があります。
その前提として、海外取引所に資金移動するためには、国内の暗号資産取引所を開設する必要があります。
下記に、2大国内取引所をご紹介しております。是非この機会に開設してみてください。
・コインチェック