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なぜ野村ホールディングス/野村證券の株価が上がらないのか?

 

はじめに、2000年代に入ってからの、野村ホールディングスの株価をご覧ください。

2000年代の前半はまだよかったですが、それ以降は完全に長期低迷しています。

いったいなぜなのでしょうか??

 

 

【こんな疑問/お悩みありませんか?】

  • 野村ホールディングスってどんな会社?
  • 業績はどうなのか?
  • 株価が下落している要因は何?
  • 同社の今後の将来性は?

 

このブログでは、そんな疑問を一気に解決いたします。ぜひ最後までお読みください。

 

【この記事のポイント】

  • 野村ホールディングスは、リテールからホールセールなど、国内証券会社の最大手として、力のある事業を数多く束ねている企業。
  • 株価は、2010年代からずっと株価安で軟調であり、業績もほぼ横ばいが続いている。

 

【このブログの筆者ご紹介】

 

ちなみに、2022年8月10日時点で、野村ホールディングスの株を買うには、4.9万円もの資金が必要となります

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【目次】

 

野村ホールディングス株式会社/野村證券の会社概要

野村ホールディングス株式会社の企業情報

本社所在地 東京都中央区日本橋1-13-1
業種分類 証券・商品先物取引業
設立年月日 1925年12月
決算 3月末日
従業員数(連結) 26,585人

 

野村ホールディングス(野村証券)は、もともと1925年に株式会社大阪野村銀行の証券部から分離して設立されました。

その後、本店を東京都に移転、株式上場を経て、2001年に現在のホールディングス体制に移行しました。

 

リーマンショックの際は、経営破綻したリーマン・ブラザーズの大部分の地域を買収して取り込みました。

 

野村ホールディングスの事業内容

野村ホールディングスのセグメントは4つあります。
そのうち、稼ぎ頭はホールセール部門です。

  1. 営業部門
  2. インベストメント・マネジメント部門
  3. ホールセール部門
  4. その他

【1. 営業部門】

営業部門は言ってみれば、リテール(個人顧客)営業です。

お客様一人ひとりに寄り添う、コンサルティング営業に取り組んでいます。

利益率は10~20%ほどとなっています。

 

 

 

 

【2. インベストメント・マネジメント部門】

こちらはいわゆる、アセットマネジメント(アセマネ)部門です。

つい最近に、多様化するお客様の運用ニーズに応える商品ラインナップの拡充やサービスの向上を目的に、アセット・マネジメントから→インベストメント・マネジメントに部門名称を変更しました。

収益の金額自体は、主要3部門の中で最も小さいですが、利益率が50%前後と高水準なのが特徴です。

 

 

【3. ホールセール部門】

こちらは大きく2つに分かれます。

1.金融商品の取引、販売および組成に関する業務を行うグローバル・マーケッツ。

2.資金調達やM&A アドバイザリーに関連する業務を行うインベストメント・バンキング(いわゆる投資銀行)。

 

収益の金額では主要3部門でもっとも大きいですが、利益率は10%前後でもっとも低いdす。

 

【4. その他】

持ち株の売却益などはここに計上されます。

 

【全体】

直近の収益・利益構成比をみると、このようにホールセール部門が全体の売上の半分を占めていることが分かります。

ですが、利益でみると3部門とも同じくらいの水準となっています。

 

 

野村ホールディングスの株価関連情報/株価チャート(2022年8月10日時点)

まずは、株価関連情報です。

割高・割安を計る指標になる「PER」は、株探では「-」となっていますが、Googleファイナンスの画面では16.38倍となっていました。

 

また、配当利回りは4.41%と、高水準となっています。

 

【株探】

 

【Googleファイナンス】

(出典:株探、Googleファイナンス)

 

次に株価です。

冒頭では2000年代に入ってからの株価をみましたが、ここでは直近1年間を見てみましょう。

 

直近1年間では、▲7.3%の下落となっています。

全体的な動きもほぼ横ばいで、あまり目立ったトレンドはありません。

 

 

野村ホールディングスの配当・株主優待・自社株買い

まず、野村ホールディングスの配当方針は、このようになっています。

  • 配当につきましては、半期毎の連結業績を基準として、連結配当性向30%を重要な指標のひとつとします。
  • 各期の配当額については、バーゼル規制強化をはじめとする国内外の規制環境の動向、連結業績をあわせて総合的に勘案し、決定してまいります。
  • 配当回数については、原則として年2回(基準日:9月30日、3月31日)といたします。
  • また、自己株式取得による株主還元分を含めた総還元性向を50%以上とすることを、株主還元上の目処といたします。

 

「配当性向30%」、「総還元性向50%以上」と、明確に記しているのは、株主にとってはわかりやすい指標ですね。

 

実際の配当金推移は、このようになっています。

直近の配当金については、通期で1株当たり22.0円となります。

 

なお、残念ながら株主優待の制度は、現在はありません。

 

 

野村ホールディングスの業績推移

続いて、過去5年間の業績推移を見ていきます。

 

売上はほぼ横ばいです。利益にいたっては急に赤字になった期もあります。

ちなみに、2019年3月期の赤字要因は、米国の株式執行子会社などのれんの減損に加え、リテール部門、海外の市場部門などの不振が響きました。

これにより、業績に連動する役員賞与をゼロにするなどの対応に迫られました。

 

また、なんといっても、EPS(一株当たり利益)については下落傾向にあります。

このEPSが成長していないことが、この株価低迷を生んでいる要因と考えます。

 

野村ホールディングスの最新決算

2023年3月期 第1四半期の決算発表を、2022年8月3日に行いました。

当四半期の収益は2,990億円(前四半期比12%減)、税前利益は117億円(前四半期比76%減)となりました。

株価や金利が大きく変動するなか、保有する有価証券に関連する評価損等が全社業績に影響しました。

 

部門別でみると、次の通りです。

  • インベストメント・マネジメント部門
    投信ビジネスを中心に資金流入が継続して前四半期並みの運用報酬を達成し、事業収益が307億円(前四半期比△2%、前年同期比+9%)となりました。
    一方で、株価下落や金利上昇の影響により、インベストメンツ関連損益△185億円や、投資先企業の評価損47億円を計上し、投資損益は△231億円となりました。
  • ホールセール部門
    グローバル・マーケッツの収益は1,753億円(前四半期比+11%、前年同期比+80%)となりました。
    金利・為替のボラティリティ上昇を受けてフィクスト・インカムが好調な一方で、エクイティは市場参加者の様子見姿勢や取引量減少の影響で減収となりました。
  • インベストメント・バンキング
    収益は237億円(前四半期比△35%、前年同期比△33%)となりました。
    グローバルに案件が減少してファイナンスが低調となりましたが、アドバイザリーはクロスボーダー案件や多数のサステナビリティ案件執行により前年同期比で増収となりました。

 

 

野村ホールディングスの平均年収

同社の平均年収は、会社四季報によると「1,090万円」となっています。

これは持株会社ゆえに、その会社に属している人数が極めて限られるからですね。

 

一方で、従業員の口コミが閲覧できるサイト「openwork」というサイトがあります。

ホールディングスだと回答人数がすくないため、野村證券でみてみました。

これによると、Yahooの場合、同サイトに投稿した従業員572人の平均年収は、830万円です。

 

openwork上の職種ごとの内訳は写真のとおりです。

野村ホールディングスの採用

同社は連結で、26,585名もの社員数がおります。

金融業界で離職率もある程度高いことから、会社の採用サイトを見ると、このように様々なグループ企業で人材を募集しています。

https://www.nomuraholdings.com/jp/careers/

 

このサイトから直接の応募もできますが、より合格確率をあげるには、以下のエージェントに相談した上で、応募することがオススメです。

無料なので、是非お気軽に利用してみてください。

・パーソルキャリア

 

 

なぜ野村ホールディングス/野村證券の株価が上がらないのか

これまでに触れた内容にもつながりますが、結論から言うと下記2点となります。

  1. 売上の成長性に乏しい
  2. 利益の成長性に乏しい

それぞれ見ていきましょう。

 

1.売上の成長性に乏しい

あらためて、各部門の3か年の売上を見てみましょう。

みてみると、どの部門も売上が伸びている印象はないでしょう。

 

特に、リテール営業を担っている営業部門は、売上以外でも伸び悩んでいることが見て取れます。

以下は、「顧客資産残高」と「顧客口座数」 の年度別と、今期の月別の推移となります。

 

「顧客資産残高」は、まだ少々増加しているように見えますが、「顧客口座数」の方は、きれいに横ばいで推移しています。

ライバルである、ネット系のSBI証券や楽天証券は口座数を毎年大きく伸ばしている一方で、この横ばいは個人顧客の取り込みに出遅れていると言えます。

 

【顧客資産残高】

 

【顧客口座数】

 

また、最も売上の大きい、ホールセール部門についても売上は毎年不安定です。

理由は大きく以下2点です。

  1. マーケット環境に応じて、顧客のファイナンスニーズが大きく変動するため
  2. M&Aなどの案件は、安定的に獲得できる保証がないため

 

2.利益の成長性に乏しい

続いて、利益面です。

ご覧のように、2021年度に比べて、2022年度は利益が減少している様子や、2021年度4Qの大幅な損失が目につくと思います。

 

2021年度4Qは「アルケゴス・ショック」と言われ、巨額の損失を計上していますが、

過去振り替えると、こうした事件は野村ホールディングスでは数年に一度単位で発生しています。

ゆえに投資家としては、毎期安定して利益を計上していくことに、不安を覚えてしまいます。

(単位:10億円)

 

まとめ・野村ホールディングス/野村證券の将来性は?

これまでの特徴をまとめてみました。
配当についてはメリットありますが、全体的にネガティブです。

  • 株価は2010年代以降は、完全に長期低迷。
  • 4つのセグメントのうち、稼ぎ頭はホールセール部門。
  • 連結配当性向30%以上、自己株式取得を含めた総還元性向を50%以上を、目処としている。
  • 売上、利益ともに不安定であり、EPSも下落傾向。

 

野村ホールディングス/野村證券のアナリスト・カバレッジ

時価総額1.6兆円もの注目企業ゆえに、アナリストカバレッジ(同社を担当するアナリスト)はこれだけいます。

 

 

野村ホールディングス/野村證券の目標株価・格付けレーティング

アナリスト・カバレッジが多数いるため、格付けレーティングも多様です。

中立・2も一部いますが、大多数は買い(Buy・1)評価をするアナリストがほとんどです。

 

 

 

【最後に】

今回の野村ホールディングス特集、いかがでしたでしょうか?

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是非合わせてご覧ください。

 

 

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