今回は、決算シーズンで非常に内容が良かった、「AI関連」のグロース株銘柄の特集です。
これまでAIは、研究開発の段階のものが多く、継続的なビジネスになるのかと懐疑的な投資家も多かったのですが、
今回ご紹介する「PKSHA Technology」は、今回の決算発表を機に「AI SaaS」への転換を表明しています。
非常に将来性が感じられる内容となっております。それでは早速ご紹介していきます。
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株式会社FRONTEO/フロンテオ 将来性・今後の株価と決算結果は?
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【このブログの筆者ご紹介】
・株式投資歴10年以上
・積立投資/不動産投資歴(4棟保有)5年以上
・暗号資産投資3年以上を実践
・有名国立大学のファイナンスMBA保有(金融関連の経営学修士)
・国内時価総額TOP10企業、外資系コンサル、起業
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【目次】
株式会社PKSHATechnology/パークシャーテクノロジーの株価
株式会社PKSHATechnology/パークシャーテクノロジーの事業内容
株式会社PKSHATechnology/パークシャーテクノロジーの顧客数の推移
株式会社PKSHATechnology/パークシャーテクノロジーの成長性と将来性
事業計画及び成長可能性に関する事項
株式会社PKSHA Technology/パークシャー テクノロジー(3993)の株価
以下は、同社が上場してからの全期間の株価チャートです(2022年4月12日終値時点)。
同社は2017年に上場しました。2018年の1月の8,365円の株価をピークに下降が続いています。
足元は横ばいですが、上場初値を下回った価格で推移しています。
ただ現時点でも、時価総額は650億円と、グロース市場では大きめの銘柄です。
まず、株価に関する参考指標を載せておきます。
こちらは2022年5月6日時点での指標です。
時価総額 | 55,968百万円 |
発行済株式数 | 31,041,,800株 |
配当利回り(会社予想) | 0.00% |
1株配当(会社予想) | 0.00 |
PER(会社予想) | 211.62倍 |
PBR(実績) | 1.93倍 |
EPS(会社予想) | 8.52 |
BPS(実績) | 933.88 |
最低購入代金 | 180,300 |
単元株数 | 100株 |
年初来高値 | 2,593 |
年初来安値 | 1,752 |
株式会社PKSHA Technology/パークシャー テクノロジーの事業内容
PKSHAは、AIを用いて、主に自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術に関わるアルゴリズムソリューションを展開しています。
これまでは、研究開発中心で、様々な大手企業とAIの研究開発を進めていました。
ですが、それが売上に着実に結びついていたかというと、微妙な状況でした。
結果、業績の成長率がいまいちパッとしない印象から、株価が徐々に下がっていったという背景です。
そんな中2019年、駐車場関係のサービスを買収してそれをAIにうまく組み込むことで、会社全体の業績が良くなってきました。
そのため、今回の通期決算では売上高が87億円と、AI業界の中でもかなり大きいです。
加えて、営業利益も7.1億円としっかり出ています。
Phase1.0からPhase2.0へ
好調な通期決算と合わせて、今回大きな方針変更が行われました。
それは、研究開発中心の段階から、「アルゴリズムAIのマネタイズ、AI SaaSに業態を進化させる」というビジネスシフトです。
これにより、売上が継続してあがる「ストック=サブスクリクション」比率が半分以上を占める形になるということです。
これが「AI SaaS」という形になります。
しかも既に、AI SaaSのARRが40億円規模になっています。
ストック比率28%から2021年で59%に変更してきています。
それを踏まえて、次期2022年9月期の年間見通しとして、売上120億円、営業利益10億円と、直近の着地からすると順調に成長するという見込みを立ててます。
特にクラウドインテリジェンス事業が、売上高21億→36億円に成長しています。
売上もストックビジネスに転換していくことによってCAGR平均成長率46%まで上がってきています。
株式会社PKSHA Technology/パークシャー テクノロジーの顧客数の推移
数が想定より多くて驚きましたが、足元で約1,800社ほどあります。
こちらも順調に右肩上がりに推移しています。
売上構成比は、上位50社で全体売上の約29%を占めています。
売上を上位50社でしっかり獲得しながらも、そこだけに偏りすぎず、うまく分散させていると言えると思います。
解約率も0.25%で非常に低いです。
株式会社PKSHA Technology/パークシャー テクノロジーの成長性と将来性
創業時からの業績を見ていくと、利益は9期連続過去最高益を出しています。
これまで業績実績自体はしっかり出ていたのですが、研究開発が中心となっていたので、わかりづらくなっていた部分がありました。
しかし、これからは「AI SaaSというストックでしっかり足元を稼いでいく」というビジネスモデルの見せ方になっていき、投資家としても数字が読みやすくなり、この変化は非常にポジティブに働いてると思います。
その結果として、業績発表の翌日はストップ高になりました。
今後、第1四半期〜第2四半期SaaSビジネスが順調に推移していけば、
ひとまず業績としては安定感があるのではないかなと思います。
事業計画及び成長可能性に関する事項
PKSHAは現在、東証グロース市場に属しています。
東証グロース市場は、投資者に合理的な投資判断を促す観点から、「事業計画及び成長可能性に関する事項」を、継続的に開示することを求めています。
この開示頻度は、「少なくとも1事業年度に対して1回以上の頻度(少なくとも事業年度経過後3か月以内に1回)」と記載があることから、
多くの企業は、本決算終了後、または年末に開示をしております。
PKSHAの場合、直近は2021年12月に公表をしております。
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/da6jmv/
記載事項の多くは、決算説明資料からの流用ですが、1点絶対に見るべきページがあります。
それは資料後半にある「事業等のリスク」のページです。
ここは、公表企業が把握している主要なリスクが網羅されており、すなわち、投資するうえでのリスクに他ならないです。
PKSHAの場合は、割とどの企業にも共通で一般的なリスク項目が並んでいますが、
企業によっては、個別具体的なリスクも載せているので、ぜひ参考にしてみてください。
証券アナリストのレーティング
PKSHA Technologyも、現時点では証券会社のアナリストのレーティングがされていない状況です。
現在の時価総額が851億円で、さらに株価が上がってくると1,000億円になると思います。
AI SaaSへの事業転換もされ、順調な業績がこのまま続けば、近い将来にレーティングが付いてくると考えてます。
Youtube動画のご紹介
このように、「AI SaaS」への転換をしたことで、PKSHA Technologyの将来性は、より期待が持てるものとなりました。
以下の動画でも詳しく解説していますので、是非合わせてご覧ください。
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