【はじめに】
まずは、楽天の直近1年間の株価チャートをご覧ください。
ご覧の通り、株価はずっと右肩下がりです。まさに下げ止まる様子がありません。
同社はこの期間、どんなことがあったたのでしょうか?
そして今後の将来性はどうなのでしょうか?
このブログではそうした観点を深堀りしていきます。ぜひ最後までご覧ください。
【こんな疑問/お悩みありませんか?】
- 楽天ってどんな会社?
- 株価が上昇した時期と下落した時期の要因は何?
- 同社の今後の将来性は?
このブログでは、そんな疑問を一気に解決いたします。ぜひ最後までお読みください。
【このブログの筆者ご紹介】
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【目次】
楽天グループ株式会社とは
楽天グループ株式会社の企業情報
本社所在地 | 東京都世田谷区玉川1-14-1 楽天クリムゾンハウス |
業種分類 | サービス業 |
設立年月日 | 1997年2月 |
決算 | 12月末日 |
従業員数(連結) | 28,261人 |
楽天グループの事業内容
まずセグメントは3つあります。
- インターネットサービス
- フィンテック
- モバイル
1. インターネットサービス
祖業である、楽天市場をはじめとしたインターネットサービスが含まれます。
また、ヴィッセル神戸やゴールデンイーグルスなどの、スポーツ分野もここに含まれます。
【主なサービス】
- 楽天市場
- 楽天ブックス
- ラクマ
- 楽天トラベル
- ヴィッセル神戸
- 東北楽天ゴールデンイーグルス、など
2. フィンテック
フィンテック=金融サービスがここに含まれます。
金融サービスは高収益のため、楽天にとっての稼ぎ頭となっています。
【主なサービス】
- 楽天ペイ
- 楽天カード
- 楽天銀行
- 楽天証券、など
3. モバイル
今、もっとも注力している携帯事業が含まれます。
まだまだ赤字続きですが、中長期的には同社の稼ぎ頭となるでしょう。
【主なサービス】
- 楽天モバイル
- 楽天コミュニケーションズ、など
この3つについて、FY2021のセグメント別 売上高はこのようになっています。
楽天グループの上場/IPO
楽天は2000/04/19に、当時のジャスダック市場へ上場しています。
その際、初値の時価総額は245,566 百万円の価値が付きました。いわゆるユニコーン銘柄です。
現在が1兆円弱なので、その当時でも大型株となりました。
楽天グループの株価関連情報/株価チャート
まずは、株価関連情報です。
割高・割安を計る指標になる「PER」は、赤字見通しのため「-」となっています。
また、ついに時価総額が1兆円を割り込んでしまいましたね。。。
時価総額 | 996,748百万円 |
発行済株式数 | 1,587,177,600株 |
配当利回り(会社予想) | ー% |
1株配当(会社予想) | ー |
PER(会社予想) | ー |
PBR(実績) | (連)0.96倍 |
EPS(会社予想) | (連)ー |
BPS(実績) | (連)650.81 |
最低購入代金 | 62,800 |
単元株数 | 100株 |
年初来高値 | 1,220 |
年初来安値 | 582 |
(出典:Yahooファイナンス)
次に株価です。まずは上場~現在までの株価推移です。
ITバブルの際に、株価が超高騰したため、それ以降の株価がどうしても横ばいにみえてしまいます。
ちなみに、よく比較されるAmazonの株価はこのようになっています。
直近は下落ですが、楽天とは大きく異なり、株価が伸びていますね。
続いて、2022年だけに絞って、楽天の株価を見てみましょう。
この年は世界的にグロース銘柄を中心に、大幅な下落が相次ぎました。
楽天グループもIT関連のグロース企業であるため、その波に押されて、下落基調となっています。
楽天グループの配当
ここ数年、1株4.5円で横ばいとなっています。
楽天グループの株主優待
株主優待は2種類あります。
【①楽天キャッシュ】
楽天キャッシュとは、「楽天市場」、「楽天トラベル」、「ラクマ」などのインターネットサービスと、楽天ペイアプリ加盟店などでの支払いに利用できるオンライン上の電子マネーです。
②楽天トラベル
こちらは、15,000円以上のご旅行に利用できる国内宿泊1,500円クーポン1枚が発行されます。
楽天グループの平均年収
同社の平均年収は、会社四季報によると「774万円」となっています。
昔は激務のわりに安いと言われていた同社ですが、従業員が連結で2万人以上いる企業で、この平均年収は高いですよね。
次に、従業員の口コミが閲覧できるサイト「openwork」というサイトがあります。
これによると、同サイトに投稿した従業員785人の平均年収は、668万円です。
四季報とopenworkの年収差ですが、openworkに投稿している層が比較的若い社員が多いとみられるためです。
openwork上の職種ごとの内訳は写真のとおりです。
楽天グループの採用
同社は連結で、28,261名もの社員数がおります。
その中で、同社のエンジニア数は公表されておりません。
ですが、ECというIT企業であることから、全従業員の半分以上はエンジニアが占めるのでは、と想定されます。
実際に、楽天グループの採用サイトを見ると、このように様々なエンジニア職種を募集しています。
https://corp.rakuten.co.jp/careers/
このサイトから直接の応募もできますが、より合格確率をあげるには、以下のエージェントに相談した上で、応募することがオススメです。
無料なので、是非お気軽に利用してみてください。
・パーソルキャリア(画像クリックするとページが開きます)
なぜ楽天の株価が低迷しているのか
結論からいうと、以下の2点のためです。
- 携帯事業の損失が大きく、既存事業では賄えないレベルである
- 既存事業の成長率が弱い
そして、個人的にはこの流れはしばらく続くため、今は絶対に同社の株を買わない方がよい、と考えます。
「22年1-3月が業績の底」と三木谷社長は発言しています。
しかし、底が終わっても、携帯事業への設備投資は今後も続くため、利益がでるのしばらく先となるでしょう。
そして、こちらの表をご覧ください。
3つのセグメント別の売上と利益ですが、赤線部分を見ると、インターネット+フィンテックの営業利益を足しても、モバイルの赤字は全く埋められていません。
さらに、今後競合が新たな攻勢を仕掛けてきたり、現在の設備投資計画では顧客を満足させられない、といった事は十分にあり得ます。
その場合は、さらなる追加投資が必要になり、赤字がより拡大するでしょう。
【FY2021 売上収益と営業利益】
ちなみに、携帯事業へ設備投資するための資金捻出策は、色々と考えられております。
楽天証券、楽天銀行の上場準備もその一つと考えられます。
上記2社の上場は、基本的にプラスの影響しかありませんが、最悪なのは、資金調達のために「公募増資」が行われることです。
現在の株価低迷期には実行されないとは思います。
しかし、万が一公募増資が行われると、1株当たりの利益=EPSが下がるため、株式が希薄化されて、株価の更なる下落は避けられません。
楽天グループ株式会社のアナリスト
注目企業ゆえに、アナリストカバレッジ(同社を担当するアナリスト)はこれだけいます。
楽天グループ株式会社の格付けレーティング
アナリスト・カバレッジが多数いるため、格付けレーティングも多様です。
買い(Buy・1)評価をするアナリストが一部いますが、大半は中立・2をつけている印象です。
やはり、過去に比べて成長率の鈍化を嫌気している印象です。
【最後に】
今回の楽天の特集、いかがでしたでしょうか?
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