はじめに
「「投資」という単語を聞いて、こんなお悩み、あるいは疑問・不安はありませんか?」
株式投資に興味はあるものの、何から始めていいかわからない。
メリットやリスクについて知りたい。投資とは何かわからない。
ここではそんな初心者だからこその悩みを解決していきます。
目次
1.株式投資とは?
2.メリットとリスク<投資をしないことが最大のリスク>
3.株式投資の最大のメリット<複利という名の打ち出の小槌>
4.投資とは<お金に働いてもらうこと>
5.投資とはつまり、人生を豊かにする方法
1.株式投資とは?
・株式を発行し、投資家から資金を集める
サラリーマンであればどこかの企業にお勤めしていることになりますが、会社が株式会社であれば株式を発行していることになります。企業はお金が無ければ企業活動をすることができません。
そのため、企業は株式を発行し投資家に出資してもらうことで資金を調達するのです。こういった仕組みを採用しているのが株式会社であり、投資家は株式を買うことで間接的に企業の経営に参加することができます。
・企業が成長することで、株価も上がり、配当金などの還元が行われる
やがて企業が成長すると、その企業の収益の一部を配当金や株主優待という形で投資家に還元します。これが株式による投資です。つまり、投資とは、それを持つだけでお金が増えることを指します。
対象が不動産であれば、アパートやマンションあるいは家を所有し、賃貸することで家賃収入が得られます。不動産を持つことでお金が増えるので不動産投資と呼ぶのです。
2.メリットとリスク<投資をしないことが最大のリスク>
・投資をしないことが最大のリスク
株式は一般的にリスク資産と呼ばれますが、ここでは株式投資のメリットとリスクについて考えていきます。おそらく株式投資を始める方にとって、一番の関心事はここだと思います。 確かに世の中には投資で失敗という話はゴロゴロあり、また、ドラマなどでは投資というと必ずといっていいほど失敗をネタにされるため、株式投資=リスクというイメージが付いています。
しかしながら、株式投資における最大のリスクは、実は「投資をしないことがリスク」なのです。
・老後2,000万円問題
2019年にあるニュースが話題となりました。いわゆる「老後2,000万円問題」です。
金融庁によって試算されたもので、年金を受け取ったとしても老後30年で2,000万円不足するという衝撃的な内容でした。
2,000万円という数字は一人あたりではなく一世帯あたりに必要な額ですが、それでも退職までにそれだけのお金を用意する必要があるのです。
その後、この話題は年金は十分にあるということで鎮火しましたが、豊かなセカンドライフを送るには、2,000万円という数字は決して大袈裟ではなく現実的な額なのです。
3.株式投資のメリット<複利という名の打ち出の小槌>
・株式投資のベンチマーク<S&P500インデックス>
株式投資には様々な指標があり、中でも米国S&P500(Standard & Poor’s 500 Index)は世界中の投資家がもっとも重要視する指標のひとつです。
S&P500はアメリカを代表する500社から構成され、GAFAM(Google,Apple,FaceBook,Amazon,Microsoft)と呼ばれるハイテク企業を筆頭に、最近話題のPfizerやTesla、日本に馴染み深いWalt Disneyといった世界に名だたる企業が列席しています。
これら米国の代表的企業の平均株価(正確には時価総額加重平均)を取ったものがS&P500です。
・貯金だけのAさん、投資をしていたBさん
S&P500の上昇率は年平均で7〜10%とされており、今でも成長が続いています。 ここで貯金だけのAさんと、S&P500に投資していたBさんとの40年後の金融資産を比較してみます。ここでは説明のために、毎月10万円を貯金および投資にまわしていたとしましょう。
A:10万円x12ヶ月x40年=4800万
B:10万円x12ヶ月x40年x複利7%=1億7200万
と単純計算でも、退職時には3倍以上の開きがあるのです。
・ライフイベント
もちろん、これは理想的な数字であって実際にはこうはいきません。
人生を楽しむためには、美味しいものを食べにレストランに行ったり、趣味もあれば海外旅行にも行きます。
やがて結婚して育児ということになれば、持ち家や車も欲しくなります。あるいは病気や怪我、不慮の事故など人生には何が起きるかわかりません。
生活を維持する固定費はもちろんのこと、お金が必要な場面は幾度となく現れます。
そういったライフイベントをこなしながらも、金融資産を増やすには貯金と投資では後々大きな開きができます。
今現在40代の平均貯蓄額は650万円と言われています。
これを月額に換算すると就職してから毎月3万円貯金したことになりますが、投資にまわせば複利7%でも1100万円と倍近くの差が出てくるのです。
4.投資とは<お金に働いてもらうこと>
・お金の選択肢は使う、貯める、そして、増やす
原則としてお金は「使う」か「貯める」かしかありません。
コンビニで100円のコーヒーを買えばお金を使うことになるし、コーヒーを買わずに貯金箱に100円玉を入れれば貯めることになります。
貯金しているときお金はただ眠っているだけです。
しかしながら、投資ではここに「増やす」という選択肢が生まれるのです。お金を目覚めさせて投資にまわせば、今度はお金自身が働いてくれるのです。
・あなたが働いているとき、あなたのお金も働いている
つまり、投資とはお金にも働いてもらうという考え方なのです。
私たちは仕事の対価としてお金をもらいますが、そのお金をどう使うかで話が変わってきます。
すべてを浪費に回す人もいますし、浪費をしつつ貯金する人もいるでしょう。
浪費だけの人はお金を失うだけですし、貯金をする人もお金を眠らせておくだけです。そして、もうひとり、浪費を極力抑え投資にまわす人もいます。
投資の場合、あなたのお金で企業は成長し、社会も発展してゆく。それは紛れもない未来のためなのです。
あなた一人ではなく、あなたの家族、友人、知り合い、社会、そして、世界。そういった地球上に住むすべての人々のために、あなたが働いているとき、あなたのお金も働いてくれるのです。
5.投資投資の最大のメリット<豊かな人生のために>
最後に、投資を始めることで得られる最大のメリットが存在します。
投資を始めなければわからないことなのですが、この広い世界について様々なことを学ぶようになります。
毎日、膨大な量のお金が世界のどこかで、血脈となって動いています。
ニューヨークで起きたことが東京へと波及し、それが今度は中国、ヨーロッパへと走る。そういった世界の姿を自然と追うようになります。
投資はお金を増やすだけではなく、やがて社会に対する多くの知見が増え、視野が広くなります。
投資で培った知識はビジネスの場でも武器として使えるようになり、日常の些細な変化が世界の一部として動いていることが理解できるようになります。
投資とはつまり、人生を豊かにする方法に他ならないのです。