こんなお悩みありませんか?
株式投資されていると、株のテクニカル分析、という言葉を聞かれたことがあるでしょう。
その上でこのようなお悩みを持たれるケースがあるのではないでしょうか?
- 株のテクニカル分析とは、そもそもどんな分析か?
- 株のテクニカル分析ツールを勧められたが、信頼できるのだろうか?
今回は、テクニカル分析の種類や、そのメリット・デメリット、ファンダメンタルズとの比較などについて解説いたします。
目次
- こんなお悩みありませんか?
- 株の分析手法の種類
- テクニカル分析
-トレンド系テクニカル指標
-オーシレーター系テクニカル指標 - ファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析
- テクニカル分析のメリット・デメリットは?
- メリット
視覚的でわかりやすい
個人投資家でも有益な情報を入手できる - デメリット
急な株価変動には対応できない
あくまでも「予測」、100%正しいわけではない
- メリット
- 株のテクニカル分析ツールを提供する証券会社は?
SBI証券 「HIPER SBI」
楽天証券 「マーケットスピードⅡ」
松井証券 「ネットストック・ハイスピード」 - テクニカル分析を活用し1ランク上の株式投資を目指そう
株の分析手法の種類
株のテクニカル分析とはどのようなものなのでしょうか?
テクニカル分析は株の分析手法の1つであり、株式取得時における指標の1つとして利用できます。まずは株の分析手法の種類について解説いたします。
大前提として、株の分析手法には大きく2種類あり、その1つが今回解説する「テクニカル分析」となります。
テクニカル分析
テクニカル分析とは、過去の株価の値動きからパターンを把握、今後の株価を予測する手法です。
株価の値動きは投資家の売りたい、買いたいという心理と連動しており、それが株価変動のパターンとして現れるといわれています。
テクニカル分析は、現状の株価変動パターンと過去の値動きを比較し、今後の動きを予測していくわけです。
尚、テクニカル分析で利用する指標は2種類あります。
1.トレンド系テクニカル指標
まず1つ目はトレンド系テクニカル指標です。
主に相場の流れを読む手法であり、価格が上昇・下落どちらの流れにあるかをつかむ手法です。
指標には「移動平均線」「一目均衡表」「ホリンジャーバンド」などがあります。
2.オーシレーター系テクニカル指標
もう一つはオーシレーター系テクニカル指標です。
トレンド系が相場の流れに着目するのに対し、オーシレーター系は「買われ過ぎ・売られ過ぎ」を元に相場観を図る指標となります。
こちらも「MACD」「RSI」「ストキャスティクス」など複数の指標があります。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析は、株価相場ではなく経済活動の状況を元にして相場を読む手法です。
具体的には、国の経済成長率(GDP)や企業業績などを用いて、株価の値動きを読む手法となります。
短期のテクニカル分析とは違い、比較的長い期間の動きを読む手法となります。
ゆえに、中長期的な株式取引を狙う方に向いているといえますが、株相場だけでなく経済に関する知識も必要となる分析手法となるため、どちらかと言えば、ベテランの方に向いている手法といえるでしょう。
テクニカル分析のメリット・デメリットは?
過去の株価相場を読みながら今後の相場を予測するテクニカル分析ですが、そのメリット・デメリットはどんな点でしょうか?
ポイントは、株式投資に関する情報のみで手軽に分析できる反面、「不測の事態には弱い」という点です。
メリット
まずテクニカル分析のメリットです。なによりテクニカル分析の良い点は、株式運用初心者でも使いやすい点です。過去の株価相場をもとに分析するため、ファンダメンタル分析のように企業業績など知識は不要であり、非常にシンプルな分析手法といえます。
また、各証券会社が準備するツールで表示される株式チャートを用いて判断できる「わかりやすさ」も魅力です。株式チャートは視覚的にとらえられるため、財務帳票を読むようなこともなく短時間で予測ができるのもポイントでしょう。
デメリット
テクニカル分析はわかりやすい一方で不測の事態には対応しづらいデメリットがあります。
あくまでも過去の値動きをベースとしているため、これまでになかった状況に対する値動きは予測しづらいのです。
わかりやすい反面、経済状況をしっかり把握し分析するファンダメンタルズ分析と比べ、この点がデメリットといえるでしょう。
急な株価変動には対応できない
例えば、下記のような企業側の突発的な要素による株価変動は予測しづらい部分があります。
どうしても過去の株価変動をベースにしているテクニカル分析の場合、こういった企業業績等に紐づく変動を見抜くことは難しいといえます。
- 対象企業が不祥事を起こし突然株価が暴落するとき
- 新製品等の発表で高騰する、など
あくまでも「予測」。100%正しいわけではない
また、あくまでも予測であり、100%正しいわけではない、ということを理解する必要があります。
チャート上には「だまし」という一旦売り買いサインがでたものの、最終的には取り消しとなり、水準も元に戻ってしまうような現象もあります。過去のチャートをベースに分析しているため、だましを見抜くのは困難なのです。
株のテクニカル分析ツールを提供する証券会社は?
一長一短あるテクニカル分析ですが、上手に利用すれば皆様の株取引に大いに役立つツールであることは間違いありません。
それではテクニカル分析ツールはどこで利用できるのでしょうか?
利用者に対しテクニカル分析用のチャート機能を提供している証券会社も数多くあります。その中で人気のある証券会社3社についてご紹介しましょう。
SBI証券
1件目はSBI証券です。
SBI証券のチャートツールの特徴は、そのテクニカル数とチャート足の種類の豊富さにあるといえるでしょう。
また海外株式・指標などにも対応しているため、将来海外企業の株式投資も検討されている方にむいているといえるでしょう。
楽天証券
2件目は楽天証券です(私も1番愛用している証券会社です)。
60万人が利用する人気ツール「マーケットスピード」は、そのUIの使いやすさにあるといわれています。
ニュースやチャート配置を自由にできる点や、2クリックで見たい場所にアクセスできるなど使い勝手の良さが人気の要因とされています。
松井証券
3件目が松井証券のツール「ネットストック・ハイスピード」です。
楽天証券同様、UIの使い勝手の良さで人気が高まっています。
テクニカル・チャート共にタイプが豊富な点や、ワンクリックでチャートの追加・削除ができる点も大きなポイントでしょう。
テクニカル分析を活用し1ランク上の株式投資を目指そう
いかがでしたでしょうか?
テクニカルチャートは株価の変動を予測する方法であり、初心者にも利用しやすい手法といえます。
注意すべき事項はあるものの、株取引において皆さんの強い武器となるのは間違いないでしょう。
この記事を読まれた皆さん、是非テクニカルチャートのツールを利用されてはいかがでしょうか?